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パタンジャリヨーガスートラ 2

ヨーガスートラのパタンジャリ先生とは、どんな先生だったのでしょう?

ヨーガ(योग)の根本経典(योगसूत्र)を編纂したパタンジャリ(पतञ्जलि)先生に関して、いろいろ調べてみました。

パタンジャリ先生の生誕説

神聖な蛇の王であるアーディシェーシャ(आदिशेषः 最初のシェーシャ)がスネークとして転生し、バラモン(ब्राह्मण ブラーフマナ)の合掌の手 (अञ्जलि मुद्रा アンジャリムッドラー) に落ちた (पतन パタン)という伝説に由来しています。

ちなみに蛇の王アーディシェーシャ(आदिशेषः)はヴィシュヌ神(विष्णु)またはナーラーヤナ神(नारायण ヴィシュヌ神の名前の一つ)が横たわるベッドとして、宇宙または乳海にコイル状に浮かぶ巨大な形で描かれています。
また頭は5頭、7頭、10頭、時には千頭の蛇として描かれています。

別名もいろいろありますので参考までに一部をご紹介
シェーシャナーガ शेषनाग 千の頭の蛇
アナンタシェーシャ  अनन्तशेषः 無限シェーシャ
ナーガラージャ नागराज 全ての蛇の王

インドのお話は一つのものにいろいろな名前があってややこしいですが、全部を紹介するともっと複雑で把握しきれなくってしまう場合もあります。
なのでこれらはあくまで一例です。

パタンジャリ先生は複数いた説

インドのヨーガの先生はパタンジャリ先生のことを1人の人物としてお話ししてくださいます。しかし、本当は複数人いるとする研究者の説もあります。ヨーガの先生(योगसूत्र ヨーガスートラの編纂者 2〜4世紀)であり、サンスクリット文法学者(महाभाष्य マハーバーシャ 注釈書 紀元前2世紀)であり、アーユルヴェーダ(आयुर्वेद)のお医者様(8世紀頃)であり、また、さまざまな楽器を演奏し、素晴らしいミュージシャンであり歌手だったと言われています。

多彩ですね、何度も生まれ変わって修行を重ねたのかもしれません。
そういった意味ではひとりなのかもしれません。

パタンジャリ先生のヨーガスートラは、

ヨーガに関する196 の(スートラ、箴言(しんげん)とも)です。
中世で最も翻訳された古代インドのテキストであり、約 40 のインド言語と、古ジャワ語とアラビア語の 2 つの非インド言語に翻訳されました。

このテキストは、12 世紀から 19 世紀までの 700 年間近くあまり知られていなかったが、スワミ ヴィヴェーカーナンダなどの努力により、19 世紀後半に復活し、20世紀の復活経典として再び注目を集めたそうです。
※以上wikipediaを参照しました。

パタンジャリ先生のお姿について、

パタンジャリ先生は、人間の上半身ととぐろを巻いた蛇の下半身を持つように描かれています。3回半のとぐろは、トリグナ (त्रिगुण 3つの性質):サットヴァ(सत्त्व  純性)、ラジャス(रजस्  激性)、タマス(तमस्  惰性)と、グナティータ (गुणातीत グナの影響を超えた超越状態) を表しています。

持ち物は、巻貝(शंख シャンカ)、円盤(चक्र チャックラ)、剣(असिधारा アシダーラー)です。3つの武器を使用して、意識の動きであるチッタ ヴルッティ( चित्त-वृत्ति निरोध: 心の動き)を抑制し、障害を取り除き、苦痛を根絶してくれると言われています。

半人半蛇の形で象徴的に表されている意味は?
二元性を超えてクンダリニー(कुण्डलिनी 根源的エネルギー)が上昇し、究極の一体性に到達し、そうすることで他の人が同じことを達成するための扉を開いたということだそう。 彼はもはや人として見られていないため、彼の体の半分は象徴的にヘビに作られています。 
パタンジャリ先生自身がヨーガ体系の基礎と見なされています。
※蛇は生命力や根源的エネルギーの象徴。

多くのパタンジャリ像は黒御影石で作られているため、パタンジャリ像は黒い像として知られています。黒は全てを吸収する聖者の色でもあります。

まとめ

パタンジャリ先生についてあちこち海外のサイトなどで調べてみましたが、今回ご紹介できたのはその一部です。調べれば調べるほど奥が深くまた諸説あるので、一概にこれが正解だとは言い切れません。こんな話もあるんだな〜と温かい目で見ていただくとありがたいです。

こんなことに興味がある方がいるのか?いないのか?(笑)
またいずれ調べてみたいと思います。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。

नमस्ते ナマステー

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