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【花と緑に囲まれたオフィスで実践!】「チャレンジ→改善」で生まれるポジティブなカルチャーのつくりかた

こんにちは。parkERsブランドコミュニケーション室の矢崎です。
先日オフィスで桜の枝ものを見かけました。帰宅後思わず家族に「もう春だね。」と言ったところ「これから冬本番じゃない!?」と驚かれました。
花屋の旬は一足早めなのです。

そんな花や緑に囲まれた、わたしたちparkERsのオフィス。実は、2019年11月に移転したばかり。スタッフの人数が拡大しブランドマネージャーのデスクもない状態であったオフィスから、南青山にお引越ししました。

そしてもちろん、デザイン設計からプランツコーディネート、施工監理からメンテナンスまで全て自分たちで行なっています。

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“未来の公園”を体感できるparkERsのオフィスについてはこちら。

見てのとおり、植物に囲まれたオフィスで約1ヶ月半を過ごして見えてきたのは、わたしたちならではのカルチャー。「オフィスでそんなことしてるの?」と驚かれる方もいらっしゃるかと思いますが、「この会社ならでは」のカルチャーを作ることは、そこで働くスタッフのブランドへの理解を高め、コミュニケーションを生みチーム力を高めます。

今回のnoteでは、parkERsならではの新たなカルチャーをご紹介します。

ポジティブなカルチャーのつくりかた

わたし自身、カルチャーは知らず知らずのうちに出来るものと考えていたのですが、parkERsでポジティブなカルチャーが出来る理由にパーク・コーポレーションの理念が大きく影響していると気づきました。

新しいオフィスのデザインにおいては、チャレンジをたくさんしました。たとえばブランコに乗りながら仕事ができる席を作ったり、メダカが泳ぐ水槽が印象的な壁面緑化と一体化したアクアポニックスを作ったり、植物が人の過ごし方に与える影響を調べるために音声認識センサーで感情を測定したり・・・。

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これらは実は、やってみないとどうなるかわからないものだらけ。パーク・コーポレーションでは「チャレンジ・成長・貢献」の3つを大事にしており、parkERsのちょっと攻めた(?)デザインも「まずはチャレンジ!→改善」の精神で、まずは自分たちのオフィスで作ってみるのです。

実はこの「チャレンジ→改善がカルチャーづくりのキモ。このサイクルを繰り返すうちに習慣が生まれ、新たなparkERsのカルチャーが生まれていくのです。

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今回のnoteでは、新オフィスの「parkERsならでは」のカルチャーをご紹介します。2020年、最新版のparkERsの「当たり前」はあり得ない!?空間デザインブランドの日常をお届けいたします。

parkERsの新カルチャー①霧吹き、霧吹き、また霧吹き

新オフィスでは、在来種の苗木芝生の育成にチャレンジしています。本来、室内で育てることは難しいとされているものです。

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プランツコーディネートチームが他の全チームに協力を仰いだのは、こまめな「霧吹き」。植物に霧吹きをすることは、やりすぎてもやりすぎることはないくらい育成にとって良い影響を及ぼします。

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その結果生まれたカルチャーは、朝でも昼でも夜でも、代わる代わるに色んなスタッフが植物に霧吹きをする光景。煮詰まった時のリフレッシュになるだけでなく、そこにある植物に手をかけることで愛着がわくそうな。

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また、霧吹きをすることで植物の変化に気がつくことができます。花をつけていたり新芽が出てきていたり。枯れたら交換するのではなく、その場所で植物を育てていく空間づくりを大切にしているparkERsだからこその楽しみ方。

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ちなみにわたしは、イマイチやる気が出ない時に霧吹きします。霧吹きをすることで、無になれる……のと、必ず(前より大きくなってるな)(ちょっと元気がないんじゃないの?)などの発見があるので、なんだか誰かに話したくなって、他のスタッフとのちょっとしたコミュニケーションに繋がります。だれかと少し話すことで気持ちがリセットされて仕事に集中できるようになるんです。植物があるおかげで行動がちょっとポジティブになる、そんな新カルチャーです。

parkERsの新カルチャー②曜日ごとの精鋭たち。お掃除チームの謎の結束感

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オフィスが移転して広くなったことで、浮上したのが「掃除どうする問題」

うちは清掃業者さんは入っていないので、自分たちで担当しています。ゴミ捨て、掃き掃除、拭き掃除などに加え、植栽の葉落としメダカの餌やりなどイレギュラーな掃除も。

運営方法を練りに練った結果、スタッフ全員で担当することに。月から金曜日まで曜日ごとに10名程度のグループを組みました。アルバイトスタッフからマネージャーまでちゃんと全員参加です。恐らくなかなか無いですよね。

すると、お掃除チームで謎の結束感が生まれました
部署も年代も、業務とも全く関係ないチームで「メダカが卵をつけたよ!」などの感動を毎週分かちあうことで、自分たちの過ごしやすい時間を自分たちでデザインすることに対しポジティブに。

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メダカ(産卵)

ちなみにわたしが所属する月曜チームは、決起会で屋内ピクニックをしました。新オフィスのアウトドアパークエリアで、おかず持ち寄りでランチ会。オフィスでのランチで、マジメな仕事の話をするでもなくラフなコミュニケーションを取れるきっかけになったポジティブなカルチャーです。

parkERsの新カルチャー③ひとりひとりの名前入りベースへ季節の花生け

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前のオフィスから続いているWeekly Flower。週のはじめに季節の旬の花がひとり一輪届きます。メンテナンスを行なうグリーンライフチームのスタッフがオフィスに持ってきてくれるのですが、移転したことでひとつ問題が。

もともとは固定デスクに自分の花瓶をおいて置くことができたのですが、新しいオフィスはフリーアドレスなんです。つまりデスクにおいて置くことができません!

改善のためのチャレンジとして、ひとりひとりの名前入りの試験管を用意。今日の自分の座席に置くことで、目印にもなるWeekly Flowerを作りました。

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マイ試験管を入れておく場所

さらにこの花生けはグリーンライフチームのスタッフがやるのか?、それぞれがやるのか?も、やってみないとわからないのでまずは隔週でトライアル。

実際にやってみると、各自で花生けのルールにすると、外出や出張などで今週の花に変えられないスタッフがいた時、オフィス全体の印象がちぐはぐになってしまうということが分かり、グリーンライフチームのスタッフが担当することになりました。

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余談ですが、グリーンライフチーム塩谷さんの「今週の説明」が毎回大人気。たとえばスイートピーが届いた今週は、スイートピーのお手入れ方法に加え“松田聖子さんの「赤いスイートピー」がリリースされた当時は、赤い品種のスイートピーは存在しなかった”という雑学を披露してくれました。

「Weekly Flower」をどんな場所でもベストな状態で伝えられるように、まず自社オフィスで試すことで心地よさの提案の幅がひとつ広がったと思います。

parkERsの新カルチャー④急須で入れるお茶タイム

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新しいオフィスはペットボトルの持ち込み禁止。そのためマイカップなど繰り返し使えるもので、ティーパックのお茶やコーヒーを飲む機会が増えました。

そして新オフィスの特別内覧会で伊藤園株式会社さまにお茶入れを実施いただいて以来すっかり茶葉から抽出するお茶の虜になったparkERsスタッフは、ついに急須でお茶を淹れるようになりました。(急須は伊藤園株式会社さまよりクリスマスプレゼントとしていただいたもの。)

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慌ただしい毎日の中でお茶を淹れてホッとする時間は、とても豊かなもの。香りや味に癒されます。

また、お茶を淹れると一回で茶葉を捨てるのはもったいない!となり、他のスタッフに「お茶飲まない?」と勧めるようになります。するとちょっとしたお茶会が始まり、豊かな時間を共有できるのです。

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伊藤園株式会社さまにいただいた急須

カルチャーこそブランドの土台

1ヶ月半という短い時間でご紹介しただけでも4つの新しいカルチャーが生まれていました。一見すると、清掃業者を入れれば早いのに。とか、お茶なんて淹れてる時間もったいないし。とか思われるかもしれませんが、実はこのカルチャーこそが、ブランドを支える土台になるのではないか?と思います。「豊かな時間をデザインする」と謳っている会社が自分たちの豊かな時間をどう作るか?追求していなかったら、それは本末転倒ですよね。

①失敗を恐れずチャレンジをし続け、②失敗したらより良くするにはどうすれば良いのかアイデアを出し合い、③改善としてアウトプットする。これを繰り返すことで④良い習慣が生まれ、⑤parkERsならではのカルチャーを生み出すことができていると思います。

さらにこのサイクルを回すことで、お客さまに向けてのアウトプットをするときに、よりよいデザインとしての提案を実現できるとわたしは考えています。

そしてこのサイクルは、どんなオフィスでも実現できることではないかと思います。自分たちの過ごす空間を自分たちで心地よくしていくことは、部署や役職にかかわらずみんなでトライするべきこと。

みなさまの会社のカルチャーはなんですか?それはポジティブなものでしょうか?もしそうでないなら、「チャレンジ→改善」から始めてみてはいかがでしょうか。


この記事を書いた人

矢崎 恵理 
parkERs ブランドコミュニケーション室
PR関連の制作を担当。
冬は苦手ですが、もうすぐチューリップの季節なので嬉しい。