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2020オフィスデザインを振り返る!グレーからグリーンへ変化するニューノーマル

2020年はニューノーマルな生活様式が生まれ、新しい働き方について議論がなされた1年でした。

特にこれまで以上に時間差通勤やリモートワークが多くの企業で導入され、実際にparkERsもコロナ禍中にリモートワークを導入し定着。以後ワーケーションの実験やオンライントークショーの開催など新たな取り組みを行なってきました。

これから先、働き方や働く空間についてはさらに様々な考えが生まれていくと思います。わたしたちが望むのは、そこに「人と植物が共生する心地よい時間」が流れていること。実際コロナ禍を経てこれまで以上に、オフィスの付加価値を考え、植物のある働く場を作りたいとご相談をいただくケースが非常に増えています。

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そこで企業の理念を表現するため、地球環境を考えたオフィスを作るため、様々な思いのもとデザインされた“働く”空間について、コロナ禍で竣工した空間も含めてご紹介していきます。

H1O(エイチワンオー)渋谷神南

まずはエントランスデザイン。野村不動産による、少人数から利用可能なサービス付スモールオフィス「Human First Office = H1O(エイチワンオー)」。

自社オフィスを持たなくても、小規模なスペースから借りられるサービスオフィス。今年はさらに需要が高まった働く場のあり方ではないでしょうか。皆で共有するエントランスやラウンジスペースなどのデザインは、働く「ヒト」が幸せに過ごせる“Well-Being”な空間を表現しています。

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街と代々木公園、渋谷神南に位置する「H1O」の関係をトレースした入口サイン。街中でふと目にするような植物を壁面緑化に使い、渋谷の情景を切り取っています。

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街の喧騒から明治神宮に入ったかのような静寂さを、滴る水の演出とシダで表現した1階エントランス。

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雫が水面に波紋を広げる様子がエントランスで待機している時の緊張感を解き、心を落ち着かせます。

GUILD Koendori (ギルド公園通り)

東急不動産のスタートアップ向けスモールオフィス・コワーキングオフィスである「GUILD(ギルド)」。
渋谷・公園通りに面した「GUILD Koendori」のデザインと施工を手がけさせていただきました。

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住宅として使われていた状態から解体工事を実施。

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窓から差し込む陽の光が美しく、人も植物も共に心地よく過ごせそうな空間が出来上がりました。

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吹き抜けの2階建オフィスになっていて開放的で明るい空間。6階は執務エリア、7階は会議スペースと、用途に応じて分けられています。

吹き抜けのため、上から見下ろしても、下から見上げても綺麗に見える植栽コーディネートを施している点がポイントです。

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天井の高さを生かし、これから室内で育っていくシンボルツリーの成長も楽しみ。動きや変化が生まれにくい室内であっても、時間の経過とともに変化していく有機的な存在は、人にふとした気づきを与えてくれるでしょう。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー テラス席

開放的で密になりにくいオープンエアな場の価値も考えられた今年。6月には虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーがオープンし、オフィスビルの一角にファミリーマートとアーバンリサーチが運営する「アーバン・ファミマ!! 」前のオープンスペースが誕生しました。

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流れの早い都会の真ん中で、まるで川の「溜まり」のように立ち止まってほっとひと息つける空間。

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水のゆらぎをイメージしたテーブル。水中の植物を覗き込んでいるかのような風景を演出します。

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仕事の間に立ち寄って休憩するオフィスワーカーや休日に訪れるファミリー層など、様々な人が集う空間へとなりました。竣工してまもなく撮影を行なった日も、すでに訪れた方々に馴染んで活用されており、にぎわいが見えた共有スペースでした。

世界はグレーからグリーンへ

コロナ禍においても、新しい生活様式を模索しながら生まれてきた、人が過ごすための新しい空間たち。

リモートワークが普及し、今後は今まではとは違うオフィスの付加価値を企業によってどう付けていくかも重要なポイントとなっていきそうです。

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そして時代によって求められるものは変われど、形を変えて人と植物にとって心地よい時間が流れる空間を独自のデザインで生み出しているparkERs。

コンクリートに代表される人工物の無機質な“グレー”と、自然豊かで有機的な“グリーン”。人工的なコンクリートジャングルに暮らすわたしたちの生活が変化していくとき、わたしたちはどんな空間で過ごしているでしょうか?

これまで以上に植物のある空間への関心が高まっている中、植物や自然とともにあるこれからの日常を、parkERsとしても空間づくりを通して試行錯誤しています。今後noteではメールマガジンやホームページでは登場しない、空間づくりの裏側などもお届けしていく予定なので、ぜひご覧いただければ嬉しいです!


この記事を書いた人は

parkERs ブランドコミュニケーションチーム
森み

寒い冬を越えて、また春には新芽をつけ
成長していく植物は強いです