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「LOKI」最終回を視聴しての感想と悲嘆

男女間恋愛というか、巷に蔓延している “恋愛“ 全般、恋愛至上主義に対して強く否定的な者の書き物です。それが無理、という方は以下読まずにお帰りください。

と、海外ドラマ、ディズニー&マーベルの送る「LOKI」の最終回のネタバレもあるので、それを避けたい人もお帰りを。

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「物語」における男女のキスシーンや性交渉のシーン、特段見たい物ではないし、必要性を全く感じない。
規制しろとも言わないが。

ディズニー&マーベルの送る「LOKI」最終回。視聴した。一番恐れていた、一番嫌っていたものが目に飛び込んできた。
端的に言えば「ショック」だった。

恋愛至上主義に対してはクソ喰らえと思っているし、特に異性愛というか男女間恋愛に対しては申し訳ないけども強めな否定的感情を抱いている。
そんなのはこちらの勝手なので何を言おうと仕方がない。

しかし、今この時流において、(特にロキの性別を「流動的」としておいて)、「男女間恋愛的表現」でしか愛というものを伝えられないと思ったんだろうか……なぜあのキスシーンは生まれたんだろうか。

そして本当に必要だったろうか……。
そういう表現でしか、愛が伝わらないという人間が大多数なのはそうだろう。多くの人間が、そういう社会を今まで築いて来たんだ。価値観もそうなる。

でも、今、この時流で、それ以外の表現で「愛情」を訴えられなかったんだろうか?

せっかくロキの側は「君には幸せになって欲しい」(恐らくこの「幸せ」は、重たく響く”幸福“というものではなく普通の、“日常“を過ごして欲しい的なものと思うんだけども)という素敵な言葉を投げかけてくれたのが、直後のキスシーンで「?」という、疑問符しか出てこなかった。
互いを大事に思うこと、自分も他人も尊重すること、自分を愛すること、どれも大事なことなんだけども……

締めというか、鍵になるのはやはり男女間恋愛と、それにまつわる表現、なのだろうか。
多くの者の価値観がそうなのだろうし、だから、その表現を盛り込めば安定した売り上げを期待できる。多くの観客の心を揺さぶらなきゃいけないビジネスだから。


無念。できるだけ好意的な解釈をして回避したかったのだけども、まず先行して悲しい気持ちを抱いてしまう自分を否定できない。
シーズン2は素直に楽しみだが、こういう意味合いでは全く期待できなくなってしまった。

でも「君は誰だ?」系の展開は無茶苦茶好きなやつだったので漲ってしまった。もう情緒が、脳内が大混乱だ。


(この後、友人らの解釈や感想を聞いて自分の視野狭窄ぶりを痛感して反省、キスシーンを始めとする男女間の恋愛的表現についても、少し軌道修正できた。感謝。)

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