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クローゼットトーク #03 「スパイダーマン」 by SaBo

みなさん、ご機嫌よう。サボです。
第3話でご紹介したいのは『スパイダーマン』です。

このスーパーヒーローの存在も、私が絵を描こうと思ったきっかけの一つです。私がスパイダーマンをリアルタイムで知ったのは2002年くらいで、サム・ライミ監督バージョンのスパイダーマン時代でした。

ですが、本当に初めてスパイダーマンの存在を知ったのは、私が小学2年生か3年生の時に神戸の観光スポット「ハーバーランド」で見かけた “スパイダーマンのポスター” でした。そのポスターを初め見た瞬間、「めっちゃかっこい!!!!」と全身が痺れるような感覚を体験しました。見てるだけでワクワクしたり、テンションが上がったり、元気がみなぎってきて、少し呼吸も荒くなりました。世界にはビジュアル一つで、これだけで心を楽しくさせたり、心を豊かにできるものがあるんだと初めて知りました。気づけば親にまた、おねだりをしそのポスターを購入してもらいました(笑)。多分、500円くらいでした。

今になってこの時の感覚は、ものづくりをする人間としてこの先も、覚えておかなきゃいけない大事なものだったんだと思っています。この感覚を覚えれたことにすごく感謝しています。そこからスパイダーマンというのは手首から蜘蛛の巣を発射し、人助けするヒーローだということを知り、さらに興味津々で『劇場版スパイダーマン』(サム・ライミ監督)を観ました。

前回のマクドナルドのハッピーセット回でも同じようなことをお話ししましたが、やはりこのスパイダーマンでも、キャッチーかつユニークで大胆な色使いや、クセの強い敵キャラに心惹かれました。そのようなスパイダーマンワールドの全てから「楽しくなる、元気がでる、自分も今に何かしたくなる」という覚えたことのない感情が引っ張り出され、自分も何かを作ったり表現して人を感動させてみたいと思いました。その漠然とした目標みたいなものが、今でも点と線でつながってるんだなと感じています。

ちなみに。
心惹かれた敵キャラは「ゴブリン」です。

元々は悪い人間ではなかったという設定もドラマを感じて好きになりましたが、やっぱりビジュアルです。子供にとっては可愛さゼロのトラウマレベルで不気味なキャラですが、私にとっては、愛着の沸く、愛おしいキャラクターに見えていました。ドラゴンボールのピッコロ大魔王みたいな配色ですが、ピッコロとはまた全然違う魅力を感じます。

めっちゃ敵キャラやのに、トートバッグをぶら下げてるのもかわいいなって思っちゃいます。

ー SaBo

P.S. 昨日関西は大雨でしたが、東京は大丈夫でしたか?少し寒くなると思うので、お気をつけください!


SaBo(サボ)
兵庫県出身。神戸を拠点にイラストレーター・アーティストとして書籍や宣伝広告などで活動中。キャラクターイラストレーション・キャラクターデザインを中心に、全てのカテゴライズを超えたユニバーサルでワクワクする世界を表現する。
https://www.instagram.com/saboooo1995
https://twitter.com/SakiSaito4

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