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【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー (65) 駒﨑 崇彰 『I Guess Everything Reminds You of Something』(東京都板橋区)
最後のレビュー。65タイトル目。ここまで書いてきて、ものづくりに対して勇気をもらえた、とか、励まされた、とか、次を踏み出すきっかけになった、とか、自分のやりたいこと、気持ちを整理してもらえた気がした、とか、背中をすっと押せたようなレビューもあれば、あるいは、心の中に秘めていたことを当てられてびっくりしたとか、自分がやりたかったことを言語化してもらえたとか、預言者みたいなところもあったり、読み込んでもらえてうれしかったとか、気持ちをわかってくれるひとがいてうれしかったとか、褒め
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー (58) Nobu Tanaka 『光彩』(東京都国分寺)
「加藤さんのベストはどれですか?」 去年、おととしもそうだけれど、かならず会期の終了が近づくと、こういった質問がいろいろな知人・友人から飛んでくる(ちょうど今日もさっき答えたところ)。ある程度『数』も揃い、いろいろと時間をかけて目を通しきった、お互いの目で心で、どれを選ぶだろうか、というのを言い合うのがとても楽しいのだ。同じ質問を、会期の中盤に言われても「ZINE に一番なんてないよ」とか「カテゴリー別でならこれかな」なんてはぐらかして終わらせてしまう(それも確かに真実)。
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ㊾ Amenyan 『HENKAN』(東京都品川区五反田)
COLLECTIVE レビュー49冊目ですって。ただのレビューだけならそんなに大変ではないんですが、なぜか自分のエピソードとか視点とか、考え方と、その日レビューする作品をシンクロさせるという謎のスタイルを取っているので、これはなかなか大変です。この方がきっとおもしろいし、見たくなるし、行きたくなるし、欲しくなるんだろうなと思ってやってます。レビュー書いてくれてありがとうございます!と言われると夜までずっと噛みしめてます(本当に)。全部で70くらいあんのかな。数えるのも大変な量
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ㊵ ヤスダ リナ 『気になるあの子』(東京都杉並区)
2000年の中頃、フィルムが主流だったファッションやコマーシャルの業界にもどんどんとデジタルカメラの波が押し寄せてきた。当時、写真家の営業代行やマネジメント、プロデュースをする会社で働いていた僕にとって、写真家が1回の撮影で使用したフィルムの本数や現像数などの金額を計算して、出版社や広告代理店に提出する見積もりを作るのも1つの大事な仕事だった。ある日を境に、フィルム代の項目はなくなり、かろうじてプリント代のみを見積もりに載せるようになった。印刷をするのにどうしても、色見本が必
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ㊴ TRIOXIDANE 『#1』(東京都豊島区池袋)
今回 COLLECTIVE がきっかけとなって ZINE を作ってくれたり、今までの作品をまとめるきっかけにしてくれたり、僕らのアクションに対して、リアクションをくれる人たちの存在がとてもうれしいです。友人に少し長い手紙を送るような感覚で、旅の日記をつけるみたいな感覚で、子どもの成長の記録をつけるような感覚でもいいかと思います。ZINE って本当に気軽に向き合っていいと思うので、もっともっと世の中の人たちが表現を自由に楽しんだり、あたりまえのことをあたりまえと思わずちゃんと発
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ㉜ 石毛 優花 『Still, Draw A Breath』(千葉県習志野)
COLLECTIVE の楽しみ方の1つに視点の多様性にあります。例えば1つの『木』を見るにしても、見る人によって捉え方や感じ方、見るポイントが違ってきます。ある人は葉っぱの色を見るし、形を見るし、ある人は、その木が生えている土を見るかもしれません。木を見ることで、その木を見てる自分を見ることになるひともいるかと思います。誰の捉え方が正解かなんてのはないですが、木の芽を見つめる人もいれば、その木が植えられた背景を見る人もいて、見てる位置は違くても、木の未来を見ているという点は一
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑫ 猫屋敷 温 『さよなら、トーキョーオリンピック』(東京都大田区)
COLLECTIVE もついに明日。毎日のように届く ZINE に感謝をしながらも、今日も東京!東京!東京! コロナ禍で激動する TOKYO の見えない重圧が、静かに膿を出すかのように、東京から集まってくる。 「剣ではなくペンを持て!表現しそして自由を手に入れよ!」と言わんばかりに ZINE が届く。去年おととし、10タイトルあれば、その中で東京は1、2件あればいい方だったけれど(意外と東京少ないよねが定番でしたが)、今年は申し込みの半分以上が『東京』。パークが東京の中でも
【 ZINE REVIEW 】 COLLECTIVE エントリー ⑩ 新多 正典 『Mensageiro dos deuses』(京都府京都市)
毎年夏に開催される COLLECTIVE。夏休みの甘い思い出的な一過性のイベントに(絶対に)したくないので、できるだけ会期終了後もなるべく接点を持つようにしています。例えば誰でも気軽に参加できるグループ展を企画したり、ぼくが普段、広告の制作ディレクターや本やウェブの編集を仕事にしているので、出会ったひとと一緒にできるだけ仕事をしたり、もちろんこれを機に、パークに気軽に遊びにきてくれるようになるといいなあと思ったり。気軽に通いたくなるような空間づくりも心がけていけたらと思ってい