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さよならのテーマ

八重山諸島の人口わずか50人の鳩間島、ここでは毎日、船の出航のタイミングで三線での演奏が行われる。そこでは、船出の寂しさを明るく歌った「鳩間の港」が演奏される。


「鳩間の港」
船は行く行く 鳩間の港
手を振り 涙ほろり落ち
またの会う日を楽しみに
さようなら さようなら
手を振れば
船は行く行く 鳩間の港


先週2年弱勤めた会社を退職した。そしてこれから私は東京を去り、地域おこし協力隊インターンとして島根に向かう。さらにはベトナムでの青年海外協力隊の活動も控えている。自分が本来挑戦したかった国際協力への一歩をようやく踏み出した。ここまで短いようで長かった。


東京にいたのはわずか2年弱だったが、多くの友達(その多くは変人だったが)に囲まれ、愉快な日々を過ごさせてもらった。もともと東京には長くはいるつもりはなく、あくまで経験のつもりだった。そうとはいってもやはり住み慣れてしまった東京を去ることへの一抹の寂しさは残るものである。


旅立ちへの嬉しさと同時に感じる寂しさや将来への不安。まさに鳩間の港はその心情を歌い上げている。今の私のテーマソングだ。


やりたくないことは、失敗する可能性がある。だから、やりたいことに挑戦した方が良い。

この言葉を胸に次の人生の新章が始まるのである。

みんなも聞いてね、鳩間の港。


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