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ジャングル・ファティーグ

ヴィンテージ・ミリタリー好きなら必ず1度は通る道、ジャングル・ファティーグ・ジャケット。

ヴェトナム戦争時にアメリカ軍兵士が着ていた、大きなポケットがたくさんついたあのジャケット。映画「プラトーン」のポスターでウィレム・デフォーが着ていたあのジャケット。コピー品やインスパイア品が世の中に溢れかえっていて、元ネタを知らずとも「ああ、あのカーキのジャケットか」と思うほどに認知された、THE ミリタリージャケット。

第1世代から第4世代まですべて、全てのモデルを所持する愛好家もいると聞く。私が持っているのは1969年製の第4世代のみで、リップストップ生地のオリーブグリーンと、カモフラージュを1着ずつ。

各サイズに、「ショート」「ミディアム」「ロング」の着丈バリエーションが存在する親切さ。いろんな体型の兵士がいたのでそこは大事だね。

ポケットの存在感が大きいので、身長に対して着丈が長いと、とたんに妙な感じになる。私にはXSのショート丈がちょうどいい。

とにかくこのポケットが重宝する。スマホも財布もティッシュも定期券も全部ポケットに仕舞って、手ブラで出かけられる。フラップをボタンで留めれば、中身を落とす心配もない。

物の出し入れがしやすいようにと斜めにつけられた胸ポケットが、その機能よりも、見た目のカッコよさを評価されているのがまたニクい。

袖をまくって、ボタンはあまり留めずに、なるべくラフに切るのが好きだ。ちょうどそこにあったから羽織った、みたいな気楽な感じ。ちなみに、軍ものジャケットを着て1人でいると強そうに見えるのか、スリに狙われにくい気がする。とにかくあんまり寄ってこない。

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