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心地よいベンチがある街

コロナを経験して、自分の居場所に「公園」が新しく加わりました。

公園が居場所になることで、俄然身近になった「ベンチ」。一休みしたり、近くでテイクアウトしたコーヒーを飲んだり、友達とおしゃべりしたり、読みかけの本を開いたり。

さすがに寝そべることはないものの、自宅リビングのソファで過ごすようなくつろぎ時間を、オープンエアで楽しんでいます。

それからは散歩をする時、ベンチや椅子に自然と目がとまるようになりました。1人で、カップルで、家族で、友達同士で。ベンチには老若男女が集い、思い思いの過ごし方で、ゆったりとした時間を楽しんでいるようです。

自由に距離感を創れるベンチ

これは国分寺を散歩していた時、殿ヶ谷戸庭園で見つけたベンチ。

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孟宗竹(モウソウチク)という竹林のある庭園だけに、カットした竹を束ねたものがベンチの真ん中に置いてありました。

置き場所をずらすのは自由。心地よいと思う距離感を、自分のモノサシで、自由に設定できるのがとてもいい。隣に座る人と、ゆるやかなつながりが生まれそうです。

メッセージがこめられたベンチ

これは、国立を散歩している時にみつけたベンチ。右上の方に何かプレートついています。これは一体なんだろう・・。?

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プレートには「いつまでも皆さんに愛される国立でありますように」というメッセージと、メッセージを寄せた方のお名前がありました。

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この「くにたちベンチ」には、他にも、「国立に移り住んで、結婚〇周年です」など色々なメッセージが張られていました。

調べてみると、これは国立市の「ベンチ事業」というもので、市民の方が寄付をすることによって、メッセージ入りの記念プレートが付いたベンチが公共の休憩施設として設置されるのだと知りました。

ひと休みに座ってみると、市民の方たちの温かい地元愛、ゆるやかなつながりが感じられます。

猫が番をするベンチ

これは、荻窪駅近くの神社で見つけたベンチ。一説には、神社で猫に出会ったら縁起がいいという話もあるようです。

ここでは猫たちが心地よい距離感を創りだしていました。

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武蔵野プレイスにある「まめいす」たち

武蔵境にある「知的創造拠点」武蔵野プレイスには愛らしい形をした「まめいす」というベンチがありました。

建物前の広場にあるだけでなく、建物内にもあちこちに「まめいす」が。そういえば、建物の窓も豆のような形をしています。

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ふと周りを見渡すだけで、こんなにもたくさんのベンチがありました。ポストコロナの時代は、心地よい距離感でくつろげるベンチの価値が、さらに見直されていくのかもしれません。

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