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素人が1人AI画で28分の映像作品を作った話10シナリオについてその6 最後の杉黒ライブ序

(ここから先はparipari個人による二次創作のキャラの話でありモデルとなったアカウントの方々とは一切関係ありません。呼び捨てなのはそのためです。ご了承ください)

ライブの導入までを前回の記事で書いた。
導入部分でね、THE LAST LIVEと入れたんだけど、そこで初めてこれで最後なんだと意識して自分で軽いショックを受けました。初めて2ヶ月で迎えた最終回で、ライブも一回しかやってないんだけど。終わるんだなって。

前回書いたけど、過去のデータが思いもよらぬ形で消失して、前回のライブの編集データも失った。

ライブシーンをどうするのか?ここで私が取れる選択は3つあった。

1 前回のライブ動画を利用して上から新画像を重ねる

2 1分半の曲で0から作る

3 4分半の曲で0から作る

編集データは損失したけど、前回の動画は残っている。これを元にして上から画像を重ねて作るのはどうか?それが1。一番楽な道。

そして、魔王魂の歌ものには大体ショートバージョンとフルバージョンがある。前回の動画で使ったのは1分半のショートバージョン。それでも当時の自分には死ぬほどきつかった。
そしてもう一つのフルバージョンは4分半。これはもう体験したことのない境地。

この選択肢、すごい悩みました。でもどう考えても1分半ではやりたい事がやれない。急ぎ足で終わってしまう。地獄なのはわかってたけど、絶対一番面白くできるのは4分半を0から作るという選択だと思った。

 正直できる気はしなかった。4分半の空白を画像で埋めるのは。だって会話シーンでもなければ一つの画像エフェクトガンガン使っても見て飽きないのは3〜5秒。それで4分の果てしない空白を埋める。一枚一枚生成して、だよ?(最終的にライブシーンだけで75カットになりました)

でも、応援してくれる人の声があったのです。ご夫婦で見てるとか。楽しみにしてます、とかね。

 そして編集データは消失したけどこれまで作ってきたシーン。結婚式や魔法少女VSにゃんにゃん拳。どこも未熟なところはあるけれど、手は一つも抜いてない。黒が失恋して、くまたたというすごく素敵な夫婦が誕生して、あれに見合った、いや、あれ以上のライブとエンディングにしなければ、この作品は死ぬ。特にね。師匠のシーンが強烈すぎて。頭の中、全部師匠に持ってかれてたw あれ以上のものを作らないと、この作品「師匠と杉と猫とくまと祟り神」になっちゃうw だめだ!それを許してはいけない。もう、そもそも選択肢なんかじゃなかったんだわ。たった一つの最適解に突き進む勇気がほしかっただけ。それは楽しみにしてくれているいつメンや、失恋しても前を向こうとしていた黒からもらった

 というわけで4分半を0から作る茨道を選んだ。
黒と杉に「一緒に死のうな」って呟いてたのだけは覚えている。




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