【小さなエッセイ】回復・ウォーキング
うまくいかないことばかりでいやになる。
よっしゃ、やるで〜!と思うと、体調が悪くなる。
家族の具合が悪くなる。
タイミングが、ことごとく合わない。
何かを食べると、喉がイガイガする。
全身がかゆくなる。気持ちが悪くなる。
漢方やら薬を飲みつつ、やり過ごしている。
検査をしても、はっきりとした原因は不明。
カフェインの量、冷たくないもの、
消化にいいもの、アレルギーが出なそうなもの…
えーとえーと。
カフェに行っても、メニューを吟味して
注文するようになった。
スーパーで何を買ったらいいか
決められなくなった。
身体に良さそうなものを調べる生活をしていたら、
自分が何を食べたいのか分からなくなってしまった。
なんかもう、シンプルに、
「わしゃ、これが食べたいんじゃ〜!」って
楽しく食べる方が健康にいい気がするね。
ハァ。こんなに敏感で心配性で、
この先も生きていけるのかな?って、不安になる。
「まだ若いでしょ!?」
よく言われる言葉。
でもね、先が見えないからこそ、
不安になることもあるんですよ。
だって、このまま老いていくだけと分かりながら、
たまの息抜きの珈琲一杯がどんどん贅沢なものになりながら、白髪や、髪の毛の細さや、たるみや理不尽に抗いつつ、生きていくことの意味ってなんなのでしょうか?
あぁ、ダメだ。こんな時は、とことん落ちる。
落ちるところまで落ちる。チュドーン。
そうだ、今、すべきなのは、生き延びること。
しばらくこもったら、
散歩に出かける準備をする。
手荷物は最低限に、身軽にしたい。
したい…のに、ショルダーバックはいつもパンパン。
常に最悪な状態を想定して生きている。
薬を飲む用の水は欠かせないし、
電子マネーが使えない時のために
小銭も結局持ち歩かなきゃだし。
あぁ、重い。
散歩に行く前から、つかれてる。
わたしだって、重い荷物(心配)をおろして、
身軽に生きたいよ。
AirPodsで音楽を流し、歩き始める。
息を吸う。
季節の風と、匂いを感じる。
道端の草花が愛おしくて、足を止める。ふふ。
スィースィーっと、ただ川の流れに身を任せているカモさんに癒される。
あぁ、気持ちいい〜〜〜!!
歩いていると、どんどんいい方向へ考えが開けていく。
「人生、楽しんだもん勝ちだよ!」
そんな言葉が、頭を駆けめぐった。
そうだよね。ついついあの子と比べちゃうけど、きっと勝ち負けなんて決められない。
どんなにうまくいかなくて、八方塞がりで
真っ暗で、先が見えなくなっても、
人よりちょっと荷物が多めでも…
私たちは、また歩いて行ける。
こうしてまた、小さなしあわせを感じることができる。
***追伸***
このエッセイは、現在制作中の2作目ZINE、「小さなしあわせみつけ隊」に掲載しようと思って書いたエッセイ案です。
しかし、試しに読んでもらった方から、「今回のzineにはちょっと暗すぎるんじゃない?」と言われたので、ボツに…ゴーン。
いや…。その通り…わかってるんです。実際いま、ほんとにわたし、暗いから…。暗いものしか書けなくて。
そんなわけで、noteにUPして成仏します…!笑
読んでくださったあなた!本当にありがとうございました!😭✨
2作目のzine、梅雨のだるさにやられそうになりながら、全然進まない自分にイライラモヤモヤしながらも、がんばってつくっています〜!✊
へこたれそうなので、コメントなり、念なりで応援してくださると嬉しいです、、、!
記念すべき第1作目は、こちらのオンラインショップからどうぞ〜
星の数ほどある記事の中から見つけてくださり、本当にありがとうございます☺️💫 いただいたサポートは、わたしのアトリエ作り(お茶をお出ししながらゆっくりお話が聴ける場所)の費用にさせていただきます!