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牛久大仏について調べてみた

今度、茨城県の牛久大仏を見に行こうと思います。そもそもなんであんな大きなものが日本にあるのか疑問が残ります。調べてみました。

そもそも牛久大仏って何?

牛久大仏は茨城県にある世界最大120mの大仏です。高さ120mにしたのは、阿弥陀如来の一二の光明に因んでいます。世界一の青銅製大仏としてギネスブックにも登録されています。

工事費用は約80億円、工事期間は10年間かけて1993年に完成したそうです。改めて宗教ってお金があるんだなと思ったりします。

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牛久大仏って何があるの?

胎内には、「光の世界」「知恩報徳の世界」「蓮華蔵世界」などの空間があり、5層に分かれた空間を巡ることができます。地上85mにある胸部展望台からは古今東西が見渡せます。天候の良い日には東京スカイツリーや富士山も見れるんだとか。

なぜこんな大仏が建造されたのか?

牛久大仏は、浄土真宗東本願寺派本山東本願寺が事業主体とのこと。この浄土真宗の開祖が親鸞聖人です。親鸞は後鳥羽上皇の怒りを買い、1207年に越後国に流罪に処せられてしまいます。その4年後に赦免された後、上陸国(現在の茨城県)に入り、関東における布教活動の拠点としたそうです。圏内には親鸞ゆかりの寺や事跡が多く残っており、この牛久の土地もその一つだそうです。

浄土真宗の教えとは?

浄土真宗の教えは「南無阿弥陀仏」を唱えれば必ず救われるという教えです。しかし、その教えに至るまでには仏教生誕からの歴史が関係しています。

仏教の始まりはブッダです。ブッダは苦行ではなく、「人を救うことで自分も救われる」という苦しまずに救われる方法を人々に伝え、仏教を広めました。そして、奈良時代の日本では聖徳太子が仏教の教えを日本中に広めました。その後、浄土宗は初めて民衆の間に広まりました。浄土宗の宗祖である法然は「南無阿弥陀仏」と唱えれば救われる、と説き、民衆に受け入れらていきました。さらに浄土真宗の開祖である親鸞は「南無阿弥陀仏」と唱えれば必ず極楽浄土に行くことが約束されると説きました。その浄土真宗の教えが現代でも残っているからこそ牛久大仏は建立されたのだろうと思います。

こうやって仏教の歴史を振り返って考えてみると、宗教はルールが緩和されるに従って世の中に広まっていったことが分かります。まるでインターネットの広まりのようです。最初はネット接続は専門家しかできなかったが、今ではルーター1つあれば誰でも接続できるようになりました。

難しいものが簡単になる。
それは何かが世の中に広まるためにキーワードなのでしょうね。

話が逸れてしまいましたが、牛久大仏の感想もまた投稿しようと思います。



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