ポートフォリオをざっくり調べる
気になる言葉をざっくり調べてみるシリーズ。
今日は「ポートフォリオ」について簡単に調べてみました。
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■ポートフォリオの語源
ポートフォリオとは、日本語で「紙挟み」「折り鞄」「書類入れ」という意味があります。つまり「書類を運ぶためのケース」です。個々の書類を別々に扱うのではなく、書類全体を一つのものとして扱うという意味です。
ポートフォリオは、相手に合わせて内容を変えていくものです。
完成品を一つだけ作るのではなく、提示する相手によって内容を差し替えていくという意味合いがあります。
■3種類のポートフォリオ
現代において、ポートフォリオは3種類の意味があります。
①クリエイティブにおけるポートフォリオ
主にデザイナーやクリエイターなどのクリエイティブ職に求められます。提示を求められた場合には、網羅的に全ての作品集を提示するのではなく、相手が求めているスキルを理解した上で提示することがポイントです。
例)Webデザイナーの場合
・UIに強みを持つWeb制作会社の採用面接
→UIスキルをアピールしやすい資料を中心にまとめる。
・グラフィックにこだわりの強い会社の採用面接
→グラフィックスキルをアピールしやすい資料を中心にまとめる。
②金融におけるポートフォリオ
現金、預金、株式、債権、不動産など、投資家が保有している金融商品の一覧やその組み合わせの内容を示します。
金融商品は分散して保管しておくのが鉄則です。
よく「籠の中の卵」に例えられますが、一つの籠(カテゴリー)に全ての資産を集めておくと、その籠を落とした時(価格が落ちた時)に多大な損失を被ってしまいます。そこで分散して商品を保管することが必要になるのです。
③教育におけるポートフォリオ
生徒たちのレポートや試験用紙、活動の様子を残した動画や写真などを、ファイルに入れて保存する評価方法のことです。
継続的に蓄積していくことで、過去と現在の学習状況を把握、評価し、未来の伸び代まで測ることができる「学びのアルバム」です。テストだけでは測ることのできない資質・能力を評価するツールとして注目されています。
また生徒は自らのポートフォリオを見返して自問自答することで気づきが生まれ、学びが促進されます。それを繰り返すことで学びの定着を測ることも可能です。
■まとめ
ポートフォリオの語源は、「書類を運ぶためのケース」ですが、相手によって中身を変えていくという意味も含まれます。
現代では、3種類の意味合いで使われています。
①クリエイティブにおけるポートフォリオ
②投資におけるポートフォリオ
③教育におけるポートフォリオ
▼参考にしたサイト
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