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日本人が香りを楽しむ目的は?歴史に遡って考える

香りを楽しむ文化は根強く残っています。

そしてその目的は、美意識を刺激することもあると思っております。

平安時代に遡り、香の文化は始まります。
宗教的な儀式の一つ、あるいは香道
和歌でも記されていますが、香りから読み取る情景や風景など、

美しいと感じる感性を刺激し、時に恋心、喜びや感動など心を動かすものとしても香りを通して表現されていました。


特に和歌では、季節感や風物詩と結びついており、
美しい自然の一部として記され、四季の移り変わりに合わせた
香りの楽しみ方が行われたりしていました。

それによって人々は自然の美しさや恵みを感じることができました。


それは今も昔も変わっていないのかもしれません。
美しいと感じる喜びだったり心を動かすような美を刺激されたい。

それは人によってそれぞれだし、香りの好みも全く違う。

香水は自己表現、自分らしさを伝えるツールにもなりますが、
日本人にとって一番大切なのは、
その人の中にある美の感覚を呼び起こし、刺激することが一番の目的なのかもしれません。

続く….

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