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最強チームのつくり方(作者:ダニエル・コイル)

本の紹介です。今回はダニエル・コイル作の最強チームの作り方について解説していきます。本書はチーム作りの基本的なことを記載していますが重要なことがたくさん含まれていますのでチーム(職場、学校、家族、友人)を良いチームへと導いてください!

私の結論:リーダーは安心できる環境作りに徹すること

リーダーになるとチーム構成、ビジョン、育成などを考えがちだが、働きやすい環境を作ることを優先がチームのパフォーマンスを上げる最優先事項であることを知っておかなければいけません。

今回はポイントを2つに絞って紹介していきます。

①安心できる環境を作る条件

チームのパフォーマンスが最大限に発揮できる条件として「安心できる環境」が必要です。その為には次の行動が必要とされています。

◆ 妨害者を除外する

安心できる環境を作るには妨害者を居なくする事が重要だとされています。妨害者とは『攻撃的、怠惰的、愚痴的』いずれかの特徴を持つ人のことを指します。

攻撃的:威圧する行動や発言、反抗的な行動
怠惰的:遅刻する、期限を守らない
愚痴的:文句を言う、周囲を暗くする

これらの特徴はチームのパフォーマンスを30%〜40%下げると言われています。

◆中和的行動をとる

中和的行動とは『場の空気を和ませる』ことです。少し微笑む、身振り手振りでサインを送るなど、小さなアクションだけでも場の空気が良くなると言われています。

◆帰属意識を持つ

帰属意識が高い人は所属する集団に対して愛着、興味、関心、一体感などを強く持つ傾向があります。帰属意識を高める方法として下記の3つがあります。

▪️親密な交流をとる
 多くの人と雑談するなど、親密な合流が
 できると帰属意識が高まります。

▪️個人を尊重する
 相手の意見を聞き、立場を尊重した
 立ち振る舞いをする

▪️相手の未来を約束する 
「これからもここにいてね」「頼りにしてるよ」など相手がここに居続けて良いと思える発言や行動をする


②リーダーがやるべきこと

ここまではリーダーとメンバーがやるべきことを紹介しましたがこれからリーダーがやるべきことを紹介します。

◆リーダーは権威になってはいけない

リーダーはメンバーから偉い人だと思われないことが重要だと言われてます。アメリカ軍でのアンケート結果でも「好きな上司はだれか?」という内容で最も票を集めたのは「気さくな対応の上司」でした。

◆リーダーは厳しさと穏やかさを併せ持つこと


リーダーは厳しさと穏やかさを併せ持つことが重要です。
反対意見は、攻撃的でなかれば歓迎し、攻撃的であればその場から退場してもらう。こうしたスタンスで安心できる環境を保つと良いでしょう。

◆リーダーは自分の弱さをメンバーに見せること

リーダーが自分の弱い部分を見せると、メンバーがその部分を補おうと協力的になります。実は集団において「リーダー=強い人」というイメージを変える必要があるのです。

◆リーダーは目標や理念を繰り返し伝えること

なぜ繰り返し伝えることが重要なのか?
実は、企業に所属しているメンバーの多くは、集団の目標や理念を把握していないことが判明したからです。
企業600社にアンケートした結果企業理念を理解している社員は全体の2%というデータも出ています。

集団にくり返し伝えることは下記です。
①自分の信条を伝える(どこに向かっているのか、なぜ向かっているのか、)
②自分の物語を伝える

繰り返し実施することで、目標や理念を合わせ込んで仕事ができるようになります。

最後に

いかがでしたでしょうか?
管理職、チームまとめ役を担っている人にはとても為になる本だと感じました。是非詳細は本書をご覧下さい!