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知的好奇心を育てるということについて

あそびとまなびをテーマにしていると
鍵となるキーワードのひとつとして浮かび上がる「知的好奇心」

知的好奇心が旺盛というと
物事に対して「なぜ?」「知りたい!」と
探求する姿勢が活発なことを指しますよね

こういった姿勢は
子どもが自分の世界を広げて成長していくのに
とても大切だなぁとつくづく思います

子どもだけじゃない
人っていつまでも成長・発展できる可能性が詰まっていると常々感じます
その基礎になるのはやはり「知りたい」というシンプルな意欲

先日、脳科学、特に脳の画像解析がご専門の瀧靖之氏(東北大学)が
子どもの知的好奇心についてお話されているインタビューを読みました

近年0〜5歳にどう育てられたかが
将来に多大な影響を及ぼすことが多くの研究から示唆されています
(それについても勉強中なので改めてまとめてみたいですが)

インタビューでは
この期間に「知識」と「体験」を繋げてあげること
それが強調されていました
絵本や図鑑で読んだことに実際に触れてみる
それだけで子どもには大きな刺激になります

私も仕事で「教える」ことに携わっているのですが
まさに、得た知識を何かしらの方法でアウトプットしてもらい
自分の肥やしにするというのが定着の基本だなぁといつも感じています

瀧氏によれば、3〜5歳で身につけた
知的好奇心の素地は定着するものだそうで、
将来の物事の取り組み方の基礎が既に形作られるということ…

この期間にいかにその素地を作ってあげられるのか
親の姿勢もまたかなり重要になってくるわけです

特に幼少期にこの過程で重要なのが
「親もとことん一緒に楽しむ」!と瀧氏

すごくシンプルで当たり前に聞こえるけど
全力で一緒に楽しむって
意識しないとなかなかできないなあと思います

ついつい私がやってしまいがちなのは
「え、こうじゃない?」とか自分の当たり前を伝授してしまうこと

まだ息子は「知的好奇心」と呼べるほどの
認識は育っていないかもしれませんが
息子を見ていると既にある規範やルールなんておかまいなしに
目の前にある不思議を1歳ちょっとにして彼なりに
一生懸命解明しようとしてるんですよね

例えばだけど
なんでも口に入れて物を色々と確かめようとする息子に
「それは食べ物じゃないよ!」とついつい言ってしまいがちです

もう少し寛容になって素材や固さなんか語りかけてみたり
彼が関心を示したものをもっと一緒に楽しめるように努力してみよう…
(口に入れて危ないものは止めます!)

普段の「常識」や「当然」の枠組みを
少しお休みして私も息子が見る世界を
少しだけ一緒に体験することを改めて心がけたいなと思います

#子育て #育児 #知育 #知的好奇心 #非認知能力 #社会情緒的スキル

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