SOGI(ソジ)って何だろう?
「SOGI(ソジ)」は、マイノリティとマジョリティを区別せず、全ての人が当事者である言葉として、様々な場面で使われています。
性のあり方を一部の人の問題にするのではなく、より多くの人が性的指向や性自認、性表現の多様性を理解し、「誰もが生きやすい世界になっていくこと」が大切だと、パラソルは考えています。今回は、情報誌vol.1で掲載した内容を一部修正して「SOGIとは何か」を紹介していきたいと思います。
「性的指向」と「性自認」
性別について考えるとき、カラダの性以外の観点として「性的指向」「性自認」があります。「性的指向(Sexual Orientation)」とは、【誰を好きになるか】を説明する要素です。男性を好きになるのか、女性を好きになるのか、男性も女性も好きになるのか、誰も好きにならないのかなどの多様性があります。
「性自認(Gender Identity)」はカラダの性にとらわれずに、自身が認識している性をさし、ココロの性とも言われています。
近年、認知度が高まっている「LGBT」は、
の頭文字をとった言葉で、性的少数者の総称として使われています。LGBTのうち、レズビアンとゲイ、バイセクシュアルは「性的指向」に関わる分類、トランスジェンダーは「性自認」に関わる分類の一つです。
国際的には「SOGI」という表現も
性的マイノリティは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーだけに限りません。
自身の性自認や性的指向が定まっていない「クエスチョニング(Q)」の方をはじめ、社会には様々なセクシュアリティがあります。
LGBTという言葉は性的マイノリティの総称として使われることが多い一方、特定の性的少数者を取り上げる表現だという指摘もあります。
そのため、国際的には「性的指向(Sexual Orientation)」と、「性自認(Gender Identity)」の頭文字をとった「SOGI」という表現も使われることが増えてきました。性的指向と性自認は、すべての人が持つ属性です。マイノリティとマジョリティを区別せず、「SOGI」にまつわることはすべての人が当事者であるという考えを示しています。性表現(Gender Expression)を加えて、「SOGIE」と表現されることもあります。
パラソルでは、毎月第2火曜日 16:00~18:00と、第4日曜日 14:00~16:00の時間帯にSOGI相談を行っております。ご希望の方は、042-501-6990までお電話ください。別時間で行っている「生きかた相談室」でも相談は可能ですので、詳細はWebサイトの相談ページからご覧になってください。
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