果実の切り売りで根っこは育たず
「文明開化」の明治初期、西洋の様々な技術を取り入れようと政府は海外から様々な技術職や専門職を雇い入れ、その技術を吸収しようとしました。
いわゆるお雇い外国人。
2022年は鉄道開業150周年。
開業当初は地上施設の土木関連から機関車や客車等の製造、運行、メンテナンスまで全面的にお雇い外国人が担っていました(※)。
成果だけ持っていかないで
E. ベルツさんもそんなお雇い外国人の一人。
と言っても鉄道ではなく、東京大学創立当初からの医学部教授で、日本に西洋近代医学教育を導入し根付かせた、言わば日本医学会の恩人。
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