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【第0341稿】今日から交流戦が始まりますが、スワローズファンはあの事を未だに根に持っています。

燕党が2018年の交流戦で受けた、3つの屈辱

1つ。交流戦で1位になったのに、”優勝”と言ってもらえなかったこと。
2つ。”優勝”したのに、2位のオリックスより賞金が少なかったこと。
3つ。翌年から交流戦1位=”優勝”に変わったこと。

説明していきましょう。

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まずは2018年の交流戦の結果。1位、東京ヤクルトスワローズ。こんなもん絶対”優勝”って言っていいでしょう?なのに与えられた称号は「最高勝率球団」。1位でもなければ優勝でもなく、最高勝率球団と呼ばれました。

なぜそうなったのか、と言われれば、こういうルールがあったからです。

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わかります?ポイントはここ。

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”通算勝利数で勝越しを達成したリーグの6球団及び最高勝率球団”

簡単に言えば「セ・リーグとパ・リーグでたくさん勝ったリーグ」と「最高勝率球団に賞金をあげるというルールなんです。交流戦で優勝したチームなんてどうでも良くて、セ・リーグとパ・リーグの全体的な勝敗数が重要だった、ということですね。

つまりどういうことか?

我らが東京ヤクルトスワローズは、他のセ・リーグ5球団に足を引っ張られたせいで、1位なのに最高勝率球団の500万だけで、2位のオリックス(1000万)より賞金が少なかった。何なら12位の楽天ですら100万円もらっているという。

おかしくないか?


交流戦、ってなんだよ。交流するだけでリーグ戦に何の影響も及ぼさない、言うなればオールスターのセvsパという位置づけなら、セかパかで競うのは分かるよ。だけどリーグ戦にも影響するし、何ならこの年のスワローズは交流戦開始前が最下位交流戦明けで2位まで浮上してるんだよ。

パからたくさん貯金をもらって頑張ったんだよ。なのに3位ロッテと同じ賞金って…どういうことなんだよ!

ついでに言えば、この年を含めた過去4年間はずっと同じルールで交流戦が行われており全部パ・リーグが勝ち越しているので、「最高勝率球団」と「リーグ勝利1位球団」が一緒だったわけです。まぁ全部ソフトバンクですよ。つまりソフトバンクは毎年1500万円もらっているわけです。

その前の年は優勝チームが総取りで…うん、まとめて書くとこうです。

2005年 5000万総取り ロッテ セ104勝-パ105勝 7分 パ
2006年 5000万総取り ロッテ セ107勝-パ108勝 1分 パ
2007年 5000万総取り 日ハム セ  66勝-パ  74勝 4分 パ
2008年 5000万総取り ソフトバンク  セ  71勝-パ  73勝 0分 パ
2009年 5000万総取り ソフトバンク  セ  70勝-パ  67勝 7分 セ
2010年 5000万総取り オリックス   セ  59勝-パ  81勝 4分 パ
2011年 5000万総取り ソフトバンク  セ  57勝-パ  78勝 9分 パ
2012年 5000万総取り 巨人     セ  66勝-パ  67勝 11分 パ
2013年 5000万総取り ソフトバンク  セ  60勝-パ  80勝 4分 パ
2014年 3000万総取り 巨人     セ  70勝-パ  71勝 3分 パ
2015年 セ  44勝-パ  61勝 3分 総額3000万 パ
 1位 ソフトバンク 1000万円+500万円
 2位 日ハム 500万円
 3位 西武  400万円
 4位 楽天  300万円
 5位 ロッテ 200万円
 9位 オリックス   100万円
2016年 セ  47勝-パ  60勝 1分 総額3000万 パ
 1位 ソフトバンク 1000万円+500万円
 2位 ロッテ 500万円
 4位 楽天  400万円
 5位 日ハム 300万円
 6位 西武  200万円
 12位 オリックス   100万円
2017年 セ  51勝-パ  56勝 1分 総額3000万 パ
 1位 ソフトバンク 1000万円+500万円
 3位 西武  500万円
 5位 楽天  400万円
 6位 オリックス   300万円
 9位 日ハム 200万円
 11位 ロッテ 100万円
2018年 セ  48勝-パ  59勝 1分 総額3000万 パ
 1位 ヤクルト  500万円
 2位 オリックス  1000万円
 3位 ロッテ 500万円
 4位 ソフトバンク  400万円
 5位 日ハム 300万円
 6位 西武  200万円
 12位 楽天  100万円
2019年 3000万総取り ソフトバンク セ  46勝-パ  58勝 4分 パ
2020年 コロナの影響により中止
2021年 3000万総取り 未定

こうしてみると、およそ見当が付きますよ、そりゃ。

最初は交流戦でいい戦いが見たいと思っていた運営も、次第に「パ・リーグばっか勝つじゃん。じゃあもういいよ、頑張っているパ・リーグにお金が入るようにしようよ」っつって総取りから分割に変えてみたけど、今度はスワローズがねじれ現象を起こさせてしまい「やっぱダメだね、元に戻そう」っつってルールを戻したに違いない。

・・・・・・。

というわけで。スワローズファンは交流戦で勝つことで、なぜか逆に屈辱を味わわされてしまったという悲しい過去を持っており、ファンもこのことを忘れず、しっかりと根に持っております。

今年のプロ野球は、コロナ禍の影響もあって9回打ち切りのため引き分けがやたらと増えています。多分これ、セ・リーグにとっては非常に光明なのではないかと私は思います。

ゆえに。

今年はスワローズが交流戦を”優勝”し、きちんと3000万円を頂いて、過去を払拭したいと思います。

どうか野球にさほど興味がない皆さん。

応援するならスワローズを。


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