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【第0404稿】9/13ヤクルト-中日戦の最終回に起きた併殺プレーについて

※3塁走者は渡邉ではなく古賀でした。修正します。

まぁ、映像を見た上で文章を読めば何が起こったか大体分かると思うけど、俺がまとめるとこうなる。

9回表1死1、2塁。打者川端が初球を打ちセカンドゴロ。二塁手の堂上は1塁走者の西浦が2塁に向かう途中で目の前に現れたので、ついタッチしようと手を伸ばしかける。

西浦は2塁に向かっていたが、タッチされそうになったため1塁側に向きを変えて走る。が、届かないと判断したのか、堂上は慌てて1塁に送球。しかし川端の足が速く、1塁はセーフ。

一塁手の福田はそのまま遊撃手の京田に送球。京田は2塁を踏まず、ここからランダンプレイに入る。その隙に2塁走者の古賀は3塁に到達。

2塁側に京田、1塁側に堂上と福田がいる状態でボールのやり取りが行われ、1,2塁間に挟まれた西浦は行ったり来たり。3塁に到達した古賀はホームに突入するかどうか、様子をうかがっている。

※ここから太字部分は追記

何故西浦が2塁に駆け抜けず、ランダンプレイになってしまったのか。こちらの記事を読むとよくわかるのでご一読下さい。

なるほど、西浦は川端がセーフになったことに気付いていなかった可能性がある。だからランダンプレイを続けた。つまりこれは西浦のボーンヘッド。あるいは1塁コーチの指示ミスといういわはらいずみさんの意見。とても分かりやすかった。

その時、京田が気付いたのか、ボールを持った状態で2塁を踏みアピール。本来ならここで2塁フォースアウトが宣告されるはずだったが、2塁塁審はそのアピールプレイに気付かなかったのか、あるいは別の理由があったのか、アウトを宣告しなかった。

※追記。2塁塁審も、ランダンプレイが続いていたため1塁がセーフだと思っておらず、アウトだったためランダンプレイになっている、と勘違いしていた可能性も大いにあり得る。

西浦はそれを受けて、再び1,2塁間を行ったり来たり。中日守備側も、「アウトじゃないなら」…とランダンプレイが続く。

その隙をついて、3塁上にいた古賀はホームに突っ込むも、それに気付いた堂上が本塁(捕手)にボールを投げ、捕手の木下は古賀にタッチしようとする。古賀はタッチをかわすも、3フィート以上離れたのか、実際はタッチされたのか分からないが、主審がアウトを宣告。その隙に西浦は2塁到達。

※ここも追記。であるならば、3塁コーチは古賀に対して「1塁川端はセーフだから、まだ1死だぞ。ホームに突っ込むなよ」という指示を出さなければならなかった、という考え方もある。ただ、映像を見ている限りそういう指示も無くただ棒立ちしていた。

ここで捕手の木下がタイムを取り、プレイが中断。
状況としては、「2死1,2塁」の状態。

その後中日の与田監督からリクエストがあり、審判団は確認のためビデオ室に向かう。与田監督のリクエストは、「京田が2塁を踏んだ時点で1塁走者は2塁フォースアウトじゃないのか」。

結果、リクエストが通り、西浦は2塁フォースアウト。古賀はホーム手前でタッチアウト。ゲッツーとなり試合終了…。

これに対し、高津監督が激おこ。おこの理由はおよそこんな感じ。

「2塁塁審がアウトを宣告していない以上、西浦はフォースアウトではない。審判が宣告をしないのにアウトが成立するならば、審判は要らないということになる。我々野球選手は、たとえ事実と異なっていようが審判のコールを絶対として競技を行っている。VAR判定は、審判の判断ミスを確認するためのものだ。だからアウトがセーフに、セーフがアウトになるということはあっても、コールしていないことがコールしたことになる、というのは明らかにおかしい。つまり、西浦は2塁でセーフ、2死1,2塁で試合再開が妥当じゃないのか」

あるいは、

「2塁塁審がアウトを宣告しなかった明確な理由を聞けない限り、判定が覆ったことに納得が出来ない。もし宣告があれば古賀はホームに突入しなかったし、その場合は2死1,3塁で試合再開になるはずだ。何故アウトを宣告しなかったのか?それを答えてくれ」

だね。これに対して審判団は

「VAR判定により、西浦はフォースアウトという判断が正しく、古賀はホーム手前でタッチアウト(または3フィート以上離れたためアウト)で試合終了、というのが審判団の見解です」
「答えになってない!2塁塁審が何故アウトを宣告しなかったのか、の答えになってないじゃないか!」

で揉めたのだと思われる。


まぁ、その、なんだ。


ヤクルトファンとしての目線で言えば、

「京田が2塁を踏んだ時、2塁塁審がきちんとアウトかセーフの宣告をしていれば、3塁古賀はアウトになっていない(ホームに突っ込まない)ので2死1,3塁でまだチャンスはあった。そのチャンスをつぶしただけでなく、なぜアウトを宣告しなかったのかに対する説明すらないのは納得出来ぬ」


ただ、ただね?今回の件で一番可哀想だったのは、この高津監督の15分にも及ぶ抗議があり、選手全員がベンチからバックヤードに引っ込んでいるにもかかわらず、抗議のあとで

ヒーローインタビューを受けた小笠原投手

が不憫で不憫で…。申し訳ないことをした。
ヤクルトファンを代表してそれは謝る。小笠原、ごめんよ。


審判団はきちんと謝ってくれ。それさえしてくれれば、今抱えている不平不満はひとまず全部飲みこんでやる。


※最後に追記。冷静になって見返すと、確かにヤクルト側にもミスがたくさんあった。西浦の走塁ミス、1塁コーチの指示伝達ミス、3塁コーチの指示伝達ミス、古賀の走塁ミス…そう考えると、「審判ゴルァ!」と文句を言うのが恥ずかしくなってくる気がしてならない。

や、もちろん審判は審判でアウト宣告をしなかったことを謝って欲しいと思うが、それにしても起こるべくして起きたトラブルだった、と言われればそれまでのような気がしてならない。

色んな人の意見を聴くのは大切なことだね。

勝手にリンクを貼ってしまいました。
いわはらいずみさんすいません。


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