【生徒更新】【読書回】AI時代に負けない子どもを育てる
パラリアで受験勉強している浪人生です。毎日ブログで自分のことを振り返ります。
なぜブログを始めたかは下記の記事に書いてあります。ぜひご覧ください。
振り返りについては下記の記事で書いています。こちらも読んでもらえると嬉しいです。
下記の記事は昨日に書いたものです。
今回は20回目の読書回です。前回の読書回は下記の記事です。
今回の本は
新井紀子 著作
「AI時代に負けない子供を育てる」です。
内容
これから先、人工知能によって、人間の仕事は少なくなると言われています。AIのできることは人間が行う必要はありません。知識を蓄えることや計算スピードは圧倒的にAIの方が人間より長けています。
しかし、そんなAIにもできないことがあります。それは、読解をすることです。
読解とは、単語、文法、構文、そして、文章の意味を全て繋げて書物を読むことです。
AIはこれができません。つまり、人間はこの分野に関してで言えばAIよりも優秀なのです。
そう考えると、読解力とはこれから先の時代において必ず必要になるスキルであることは明白です。
この本ではその読解力についてが書かれています。
著者は、RSTなるものを開発しています。これは、読解力を測るテストであり、受験者にどの分野のの能力が足りないかを把握させることが可能であるものです。
分野はそれぞれ、
①係り受け解析・・・分に基本構造を把握する力
②照応解決・・・指示代名詞が指すものや、省略された主語や目的語を把握する力
③同義文判定・・・2文の意味が同一であるかどうかを正しく判定する力
④推論・・・小学6年生までに習う基本的知識と日常生活から得られる常識を動員して文の意味を理解する力
⑤イメージ同定・・・文章を図やグラフと比べて、内容が一致しているかどうかを認識する能力
⑥具体的同定・・・言葉の定義を読んでそれと合致する具体例を認識する能力
に分かれています。
また、この本では日本の教育についても意見が述べられています。学校の授業(特に現代文)では読解力を養うことができる要素が少なく、それは生徒を見れば簡単にわかるそうです。根本的に授業の本質的な目的を考える必要があるそうです。
そして、成熟しきった大人についても読解力は上がることも述べられています。具体例では、文書のチェックをしていたら読解力が上がったという男性のの話が書かれています。
感想
「読解力」
受験生なら誰もが悩むのではないでしょうか。
勉強をする上でも、テストで点数を取るためにも、この力は必要不可欠です。
この本に書いてある読解力の上げ方は、
「文章を正確にゆっくり読む。」ということでした。
それだけ?と思う方もいると思います。しかし、私はこれを読んだときに納得をしました。
私達は私達が思っている以上に文章を正確に読むことが出来ていないのではないだろうか。
ただ、単語を繋げて文章を把握しているのではないだろうか。
自分で置き換えてみると、当てはまる人も多いと思います。
それが癖であるのなら、難解な文章はもちろんのこと、簡単な文章でも読めない可能性は高いと思います。
この本では、先ほど説明したRSTの体験版が付属しています。これを実際にやってみることで、文章を読むことの難しさ、自分はどの分野が読めていないのかが少しは分かると思います。
実際に私がRST(仮)を行うと、分野の①②③④はよくできていました。しかし、⑤は壊滅的でした。入試でもグラフと対応した問題はよくでます。注意をする必要があると感じました。
このように、自分の読解力を測りながら、読解力について学ぶことができる本はなかなか無いと思います。非常に興味深かったです。
本を読むときは、文章を改めてじっくり読むという心がけをしたいと思います。
こんな人にオススメ
・自分の読解力を知りたい人
・読解力について学びたい人
・今の教育について知りたい人
終わりに
読解力は文章と正面から向き合うことが大切ということを知りました。それを考えると、ブログを書くということも、かなり理にかなっていると感じます。
ブログを書くときは、そういった観点も意識していきたいと思います。
就寝 0:40 起床 6:40 出発 7:15
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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