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【厳選!】うちに飾りたいシンフォニックメタルレコード3選

サブスクが主流となる昨今、あえてCDやLPを所持する理由はなにか。音が好き、サブスクの利用方法がわからないなど人によってさまざまあるだろう。

だが、この理由も必ずあるはず。そう、カッコいいジャケットを飾りたい!!!

うわぁー!!カッケージャケット飾りたいよおお!!!

任せてほしい。インテリアにピッタリのカッコいいジャケットをお教えしよう。もちろん、CDの内容もイカしたアルバムだと約束する。

1.Prometheus


ジャケットからマーベル作品のヴィランのような異質さを放つアルバムだ。シンフォニック過ぎてオーケストラに片足入ってる系バンドの創始者ともいえる作曲家、ルカトゥリッリ渾身のアルバム。このバンドに入りたくてオペラ教室に通ったというハロウィンのボーカル、アレッサンドロの美しい美声は目を見張るものがある。タイトルにもなった楽曲、Prometheusのサビに入る、一見シンセサイザー風の美声はライブ映像を観ると人力で出していることがわかる。

サイバーパンク風の世界観故、多くのサウンドを電子楽器で出しているような印象を受けるかもしれないが、実際はほとんどの音を人力で出しているイカっぷりは流石というべきか。ラプソディ時代のフルオーケストラアルバムを聴きやすく、現代風に昇華させたような印象の当アルバム。ジャケットが気に入った方もメタル好きもきっと気に入っていただけるだろう。

2.HEROES OF MIGHTY MAGIC

地表に魔法のブレスを吐いているジャケットが特徴の1枚。名前、ジャケット、衣装いずれもやりすぎレベルのファンタジー感で話題になったバンド。ひたすらに光属性のオーケストラサウンドは刺さる人にはぶっ刺さるだろう。


当バンドのコンセプトはRPG。ドラゴンと魔法と戦士、ややこしい心情の変化やヴィランの感情など小賢しいと言わんばかりの歌詞は王道を全力で爆走している。ギターソロは他のメタルバンドより比較的少ないものの、それを補って有り余るほどのディズニー感溢れるサウンドは、是非とも聴いてみてほしい。メタル界のイッツアスモールワールドだ。

2017年にボーカルのクレリオンがツアー中にクビになったものの、新しく入ったボーカルのアリオンの高い技術力でパワー不足は感じない。ちなみに、アリオンの本名はアレッサンドロ・コンティ。ハロウィンやLucas Rhapsodyのボーカルだ。

楽曲のコンセプトはラプソディと少し似ているものの、光の力を得たメタルバンドといった印象のTwilight Force。シンフォニック感に抵抗がない方なら、きっと気に入ってくれるはず。

3.MARCO GARAU'S MAGIC OPERA

シンフォニックメタルといったらこのバンドは最近熱い。およそ令和に生まれた楽曲とは思えない王道のメロディは、昔からのメタルファンには懐かしさを、最近聞き始めたメタルファンからは目新しく感じるかもしれない。

初期のダークムーアのような、初期のアイアンマスクのようなクサさ、やらかしている感は久しぶりに親友に会ったような感動を私は感じた。このバンドの魅力はいくつもあるが、一番は音の良さだ。音の良さと言っても、オーケストラを使ってるとか、生音に拘っているとかではない。

シンフォニックメタル黎明期、90年代後半くらいの音を絶妙に踏襲している点だ。オペラといいつつもシンセサイザーのストリングスが主となる。そうなんだよ・・昔からのシンフォニックメタルはヴァイオリンとかじゃないんだ。電子音なんだ!別に、生音が嫌いなわけではない。

むしろ大好きなのだが、この時代は、シンセサイザーがマストなんだ。ノスタルジーと目新しさが同居するMARCO GARAU'S MAGIC OPERA。ラプソディとは異なる方向性を歩んだ正統派シンフォニックメタルという印象だ。ダーディアンやブラインドガーディアンに抵抗が無ければ、きっと気に入ってもらえるだろう。

まとめ


いかがだっただろうか。カッコいいジャケットだろう。中身ももちろん最高だ。ロジカルさなんてどうでもいい、細胞に素早く届くメタルバンドを厳選した。この機会にLPでシンフォニックメタルを聴いたときに生まれる、音圧奥行きの深さを比べてみて欲しい。

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