見出し画像

【パラナビコラム】パラキャリのタネを蒔く! 偏愛力のススメ

みなさん、連休も後半ですね。いかがお過ごしですか? 本当は色々やろうと思っていたのに、自由気ままに好きなことばっかりやって過ごしてしまったとちょっと後ろめたく思っている人もいるかもしれません。でも、そんな時間がひょっとしたら新しいキャリアにつながるかも?というお話をしたいと思います。

これまで、ここの投稿では、パラレルキャリアをするうえで大事なマインドについて「越境力」「引用力」というキーワードを用いて説明してきました。人知れず3回シリーズにしようと思っていたので、最後に、私がいちばん大事だなと感じることについてお話します。それはズバリ、「偏愛力」です!
「偏愛」というのは、ある人や物だけを偏って(かたよって)愛するということ。
私はもともと女性誌の編集者歴が長いのですが、この「偏愛」という言葉、タイトルや見出しで本当〜によく使うんですよね。「これが私の“偏愛”コスメ」とかすぐ使っちゃいます。今の流行りっぽい言葉で言うと「推し」とかが近いんでしょうか。「惚れ込む」とかそういうニュアンスも強いかもしれません。
そして、この「偏愛力」。とにもかくにもキャリアの突破口になります。今は、あらゆることが細分化し、なんでも仕事につながる時代。「好き」は極めれば、強力な武器になります。例えば、ただの会社員でいるよりかは「カレーが大好きな会社員」というキャラクターがついた方が、「今度カレー屋さんやるんだけど、試食してくれないかな?」とか「今度カレーの特集やるから記事書いてもらおうかな?」というふうに、呼ばれるチャンスが多くなるのは必然ですよね。
パラナビに出てもらっている女性の中でも、「チョコレートが好き」とか「ラーメンが好き」といった「好き」をパラレルキャリアにつなげている人たちがいます。で、単なる「好き」と彼女たちの違いはというと、もう圧倒的な熱量というか、ヲタク気質というか。極め方がすごいんですよね。ここで大事なポイントとして、「嘘がない」というのも一つあげられると思います。
今は、チャンスはたくさんありますが、メッキも剥がれやすい時代。「ファッション」や「見せかけ」でやることはすぐバレてしまいます。まずは、お金や華やかさにつながらならなくてもコツコツ地道に極めていくこと。進んでいくうちに道がひらけてくる、というパラキャリの基本姿勢は「好き」だからこそ成り立つものだとも言えるでしょう。
何度かお話ししてきたようにパラレルキャリアにおいては「掛け算」で価値を高めることが、プレゼンスにつながっていきます。そうすると、スキルや能力ではなく、誰でも平等に手っ取り早く、キャリアの因数の1つにできるのが「好き」という要素なのかもしれません。そう思うと、少し気が楽になりますよね。

パラレルキャリア、やってみたいけど、なにから始めたらいいかわからないという人も多いかもしれません。でも、1人でいる時間が極端に長くなっている今は、とことん色々やってみて、自分の「好き」を見つけることのできる、またとないチャンスなんじゃないでしょうか。カレーやラーメンだっていいんだから、「意識が高い」ように見えないことでも大丈夫。この機会に、何か「偏愛」できるものを見つけるところから始めてみませんか?

ラーメン評論家・本谷亜紀さん
https://paranavi.jp/1901/

チョコ沼の住人・荒木千衣さん
https://paranavi.jp/1820/

あきちゃん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?