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19_救急医療体制・災害医療体制


問題

  1. 救急搬送の出動件数のうち、最も多い事故種別は________で約65%、続いて一般負傷の約15%、交通事故の約7%である。

  2. 救急搬送人員の多い年齢区分は、高齢者(約________%)、続いて成人(約31%)、乳幼児(約4%)である。

  3. 傷病程度別の搬送人員の構成比は多い順に、________(約半数)、中等症(増加傾向)、重症(減少傾向)である。

  4. 救急自動車による現場到着所要時間は、全国平均で約________分である。

  5. 全国平均で救急自動車による病院収容所要時間(入電から医師引き継ぎまでに要した時間)は、全国平均で________分である。

  6. 救急病院の基準の一つは、救急医療について相当の知識および経験を有する________が常時診療に従事していること。

  7. 救急病院の基準の一つは、________装置、心電図、輸血および輸液などのための設備、その他救急医療を行うために必要な施設および設備を有すること。

  8. 救急病院の基準の一つは、救急医療を要する傷病者のために優先的に使用される病床または________病床を有すること。

  9. 救急病院の基準の一つは、救急隊による傷病者の搬送が容易な場所に所在し、かつ傷病者の________に適した構造設備を有すること。

  10. 救命救急センターには、概ね________床の病床が求められている。

  11. 小児救急医療電話相談の短縮ダイヤルは、全国同一の________である。

  12. あらゆる災害に体系的に初期対応するための活動原則に________がある。

  13. 災害現場に必要な管理項目の中で確立が優先されるものが________である。

  14. 災害初動時に現場から迅速に報告すべき情報内容を整理したものが________である。

  15. 最先着隊に求められる最優先活動は、災害発生を認識し、災害モードの採用を前提とした________を確立することである。

  16. ________が確立するまでは、実際の救護活動(TTT)を開始しない。

  17. 災害現場での安全確保の三要素としての3Sは、self(自分=救助者・救護者)、scene(現場)、________(生存者=傷病者、要救助者)を意味する。

  18. CSCA(管理項目)は、C:指揮命令と連絡調整、S:________、C:情報伝達、A:評価からなる。

  19. TTT(医療支援項目)は、T:トリアージ、T:________、T:搬送、からなる。

  20. 現場の安全確保のためには、災害の種類や災害発生場所、時刻、________などを考慮した上で、警戒区域と危険区域の設定を行う(区間管理)を実施する。

  21. 現場環境および傷病者自身の汚染の程度、危険性を評価する検査のことを________という。

  22. 情報伝達の不備は災害対応の失敗の最も大きな________である。

  23. 災害現場直近の活動範囲を________区域として設定し原則として消防が管理する。

  24. 災害現場の評価には正確性が求められるが災害初動では________が優先される。

  25. START法による一次トリアージでの評価の指標として、________の可否や簡便な生理学的評価を用いる。

  26. 災害現場で求められる治療は適切な医療機関へ搬送するための________のみであり、決して根本治療ではない。

  27. 搬送先の決定に際しては________搬送を原則とする。

  28. 医療行為において傷病者に優先順位をつけることを________という。

  29. トリアージは傷病者の優先順位を4つに区別し色によって識別され、緊急治療群・最優先治療群が________、非緊急治療群・待機治療群が黄、軽処置群・保留群が緑、不処置群・救命不能群・死亡群が黒に識別される。

  30. 災害時に突然生じる圧倒的多数の傷病者に対応するため、________の可否や簡便な生理学的評価により迅速に分類するSTART法が国内で使われている。

  31. START法は、①________②自発呼吸③呼吸数④橈骨動脈触知⑤意識(従命反応)の順で確認する。

  32. PAT法では、第一段階で________評価を行い、第二段階として致死的な外傷を見出すために解剖学的評価を行う。

  33. トリアージ結果を記載し、その傷病者がどの区分に判定されたかを視認できるように傷病者に装着するのが________タグである。

  34. 核・生物物質・化学物質が原因となった特殊災害に、放射線物質・爆発物を加えたものを________災害と呼ぶ。

  35. CBRNE災害における活動区域は、________ゾーン、ウォームゾーン、コールドゾーンに分けられる。

  36. CBRNE災害における個人防護具として、ホットゾーンはレベル________、ウォームゾーンはレベルB、コールドゾーンはレベルC・Dを装着。



解答

  1. 救急搬送の出動件数のうち、最も多い事故種別は急病で約65%、続いて一般負傷の約15%、交通事故の約7%である。

  2. 救急搬送人員の多い年齢区分は、高齢者(約62%)、続いて成人(約31%)、乳幼児(約4%)である。

  3. 傷病程度別の搬送人員の構成比は多い順に、軽症(約半数)、中等症(増加傾向)、重症(減少傾向)である。

  4. 救急自動車による現場到着所要時間は、全国平均で約8.7分である。

  5. 全国平均で救急自動車による病院収容所要時間(入電から医師引き継ぎまでに要した時間)は、全国平均で39.5分である。

  6. 救急病院の基準の一つは、救急医療について相当の知識および経験を有する医師が常時診療に従事していること。

  7. 救急病院の基準の一つは、X線装置、心電図、輸血および輸液などのための設備、その他救急医療を行うために必要な施設および設備を有すること。

  8. 救急病院の基準の一つは、救急医療を要する傷病者のために優先的に使用される病床または専用病床を有すること。

  9. 救急病院の基準の一つは、救急隊による傷病者の搬送が容易な場所に所在し、かつ傷病者の搬入に適した構造設備を有すること。

  10. 救命救急センターには、概ね30床の病床が求められている。

  11. 小児救急医療電話相談の短縮ダイヤルは、全国同一の**#8000**である。

  12. あらゆる災害に体系的に初期対応するための活動原則にCSCATTTがある。

  13. 災害現場に必要な管理項目の中で確立が優先されるものがCSCAである。

  14. 災害初動時に現場から迅速に報告すべき情報内容を整理したものがMETHANEである。

  15. 最先着隊に求められる最優先活動は、災害発生を認識し、災害モードの採用を前提としたCSCAを確立することである。

  16. CSCAが確立するまでは、実際の救護活動(TTT)を開始しない。

  17. 災害現場での安全確保の三要素としての3Sは、self(自分=救助者・救護者)、scene(現場)、survivor(生存者=傷病者、要救助者)を意味する。

  18. CSCA(管理項目)は、C:指揮命令と連絡調整、S:安全、C:情報伝達、A:評価からなる。

  19. TTT(医療支援項目)は、T:トリアージ、T:治療、T:搬送、からなる。

  20. 現場の安全確保のためには、災害の種類や災害発生場所、時刻、天候などを考慮した上で、警戒区域と危険区域の設定を行う(区間管理)を実施する。

  21. 現場環境および傷病者自身の汚染の程度、危険性を評価する検査のことをスクリーニングという。

  22. 情報伝達の不備は災害対応の失敗の最も大きな要因である。

  23. 災害現場直近の活動範囲を危険区域として設定し原則として消防が管理する。

  24. 災害現場の評価には正確性が求められるが災害初動では迅速性が優先される。

  25. START法による一次トリアージでの評価の指標として、歩行の可否や簡便な生理学的評価を用いる。

  26. 災害現場で求められる治療は適切な医療機関へ搬送するための安定化のみであり、決して根本治療ではない。

  27. 搬送先の決定に際しては分散搬送を原則とする。

  28. 医療行為において傷病者に優先順位をつけることをトリアージという。

  29. トリアージは傷病者の優先順位を4つに区別し色によって識別され、緊急治療群・最優先治療群が、非緊急治療群・待機治療群が黄、軽処置群・保留群が緑、不処置群・救命不能群・死亡群が黒に識別される。

  30. 災害時に突然生じる圧倒的多数の傷病者に対応するため、歩行の可否や簡便な生理学的評価により迅速に分類するSTART法が国内で使われている。

  31. START法は、①歩行②自発呼吸③呼吸数④橈骨動脈触知⑤意識(従命反応)の順で確認する。

  32. PAT法では、第一段階で生理学的評価を行い、第二段階として致死的な外傷を見出すために解剖学的評価を行う。

  33. トリアージ結果を記載し、その傷病者がどの区分に判定されたかを視認できるように傷病者に装着するのがトリアージタグである。

  34. 核・生物物質・化学物質が原因となった特殊災害に、放射線物質・爆発物を加えたものをCBRNE災害と呼ぶ。

  35. CBRNE災害における活動区域は、ホットゾーン、ウォームゾーン、コールドゾーンに分けられる。

  36. CBRNE災害における個人防護具として、ホットゾーンはレベルA、ウォームゾーンはレベルB、コールドゾーンはレベルC・Dを装着。



練習問題

問題1

救急搬送の出動件数で最も多い事故種別はどれか?
A) 一般負傷
B) 交通事故
C) 急病
D) 自然災害
E) 労災

答え: C) 急病


問題2

救急搬送人員の年齢区分で最も多いのはどのグループか?
A) 乳幼児
B) 成人
C) 高齢者
D) 学生
E) 青年

答え: C) 高齢者


問題3

傷病程度別の搬送人員構成比で最も多いのはどれか?
A) 中等症
B) 軽症
C) 重症
D) 重篤
E) 死亡

答え: B) 軽症


問題4

救急自動車による現場到着所要時間の全国平均はどのくらいか?
A) 5.5分
B) 7.3分
C) 8.7分
D) 9.5分
E) 10.2分

答え: C) 8.7分


問題5

救急自動車による病院収容所要時間の全国平均はどれか?
A) 29.5分
B) 35.5分
C) 39.5分
D) 42.5分
E) 45.5分

答え: C) 39.5分


問題6

救急病院の基準の一つとして、常時診療に従事している必要があるのは誰か?
A) 看護師
B) 救急救命士
C) 医師
D) 技師
E) 薬剤師

答え: C) 医師


問題7

救急病院の基準として含まれないものはどれか?
A) X線装置
B) 輸血設備
C) 心電図
D) MRI装置
E) 輸液設備

答え: D) MRI装置


問題8

救命救急センターに求められる病床数は概ねいくつか?
A) 10床
B) 20床
C) 30床
D) 40床
E) 50床

答え: C) 30床


問題9

小児救急医療電話相談の全国共通の短縮ダイヤルはどれか?
A) #8000
B) #9000
C) #7000
D) #8100
E) #8500

答え: A) #8000


問題10

災害現場における活動原則であるCSCATTTのうち、最も優先される管理項目はどれか?
A) 情報伝達
B) 指揮命令と連絡調整
C) 評価
D) トリアージ
E) 治療

答え: B) 指揮命令と連絡調整


問題11

災害初動時に現場から迅速に報告すべき情報内容を整理したものを何というか?
A) START法
B) METHANE
C) PAT法
D) 3S法
E) ABCD法

答え: B) METHANE


問題12

CSCAが確立するまでは開始されない活動はどれか?
A) 情報伝達
B) トリアージ
C) 搬送
D) 治療
E) 救護活動

答え: E) 救護活動


問題13

災害現場での安全確保において、3Sの一つとして含まれないものはどれか?
A) self(自分=救助者・救護者)
B) scene(現場)
C) survivor(生存者=傷病者、要救助者)
D) situation(状況)
E) 以上は全て含まれる

答え: D) situation(状況)


問題14

CSCAのAは何を表すか?
A) 情報伝達
B) トリアージ
C) 評価
D) 指揮命令
E) 安全

答え: C) 評価


問題15

TTTの一つとして含まれないものはどれか?
A) トリアージ
B) 治療
C) 搬送
D) 指揮
E) 以上のいずれでもない

答え: D) 指揮


問題16

現場の安全確保のために行うべきこととして最も適切なものはどれか?
A) 負傷者の治療
B) 警戒区域と危険区域の設定
C) トリアージの開始
D) 搬送の優先順位決定
E) 現場評価

答え: B) 警戒区域と危険区域の設定


問題17

現場環境や傷病者自身の汚染の程度、危険性を評価する検査を何というか?
A) スクリーニング
B) トリアージ
C) シミュレーション
D) リスク評価
E) 救急評価

答え: A) スクリーニング


問題18

START法による一次トリアージで最初に確認すべき事項は何か?
A) 橈骨動脈触知
B) 自発呼吸
C) 呼吸数
D) 意識
E) 歩行の可否

答え: E) 歩行の可否


問題19

医療行為において傷病者に優先順位をつけることを何というか?
A) トリアージ
B) スクリーニング
C) 緊急治療
D) 分散搬送
E) トランスポート

答え: A) トリアージ


問題20

CBRNE災害におけるホットゾーンで使用される個人防護具のレベルはどれか?
A) レベルD
B) レベルC
C) レベルB
D) レベルA
E) レベルE

答え: D) レベルA



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