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【トロってイノベーション!】

【トロってイノベーション!】


素敵なご縁で、トロ発祥のお寿司やさんにお伺いしました。店主が色々お話しくださり、トロはもちろんイノベーションだけど、お寿司はイノベーションの連続だった!!


■トロについて

 整った物流や冷蔵技術は、当然昔はありませんでした。油の多いトロから痛むし、臭みも出るため、捨てられていたり、鍋に入れて出汁になっていたそう(コメントいただいて、店主から教えていただいていたこと思い出しました👏)。衝撃!

 高級店から、赤身を買っていき、手が出しやすかったものがトロだったとか。内側だったら食べれるんじゃないかということで、出し始めたそう。そうしたら、好評だったと!

 最初はトロなんて名前もなくて、「あの脂の多いところ」なんて呼ばれていたそうで、そのうち常連さんと当時の店主との会話の中から、口の中でとろけるから”トロ”にきまったそうな。

 ユーザーのニーズを!とかペインを!という確実性を取りに行くビジネスの風潮もわかるけど、やっぱりまだ世の中にないものを提案できる勇気やクリエイティビティ、変え難い固有性、驚かせたい、もっと喜ばせたいというプロフェッショナリズムが、アートシンキング的には痺れる、ストーリー。個人的には、小学校の国語の教科書とかで、学んでほしい。笑 こういうことが良い仕事なんだと知ってもらう、仕事観の教育したい。


■寿司について

 このお寿司やさんの3代目の方が疎開中に文献を集めて調べてみたところ、元々は中国から渡ってきて、その時は滋賀の鱒寿司じゃないけど、米を発酵させて半年とか置いておく保存食の世界。それだと日本はお米も主食として食べるのに勿体無いね、というところから、箱寿司になり、握り寿司になったそうな。

 こちらのお寿司やさんの3代目がまとめた内容を参考に、今のお寿司の本では歴史が語られているそう。博物館級だと思うので、日本の食とイノベーションのミュージアムやりたい!と、こちらでは思いました。

 当たり前って当たり前じゃないんだよね。人とのご縁は意識することが多いけれど、物とのご縁もあると思っています。今周りにあるものは、昔の誰かが創意工夫を重ねて作ってくれたものなんだよね。しかも、その人の一生分の命が1パーツとかにかかっていたかもしれない。ひょっとしたら、もっと何代もの命がかかっているかもしれない。自分の人生一回分で作れるものって、どこまでなんだろうって、最近よく思う。

フライングペンギン

そんなイノベーションフードがソウルフードとしてある日本、激アツ!と思った日でした。やっぱり日本は世界一最高な国だ!と思いながら、私も日替わりママをさせていただいているフライングペンギンへ。なんか楽しすぎて飲みすぎちゃって、半年に一回あるかないかくらいの二日酔いになっちゃって、帰り道の記憶があんまりありませんw

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