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それは性格というより、特性であり気質だった

以前、こういう記事を書きました。

この時はまだ、「何が宇宙人たらしめているのか」が
分かりませんでした。

その「何か」が、少しずつ分かり始めてきたのです。



きっかけはメンタルダウン

3月。冬が終わりかけていたころでした。

仕事のなか、だんだんと心が押し潰されるような感覚が
日増しに増え、朝が来るのが辛く、家を出るのが苦しく
なっていきました。

こういった状態は以前にもなったことがあり、「これはまずい」と思い
クリニックへ受診を決めました。

実は過去にも心療内科に通ったことはありましたが、
あまり真剣に行かず、薬をもらう前提で通っているような状態で、
話も当たり障りのない内容で終わっていました。

なので、今回はしっかり状態を診てもらい
治療を進めていこう、と考えていました。

「適応障害に当たるのかなぁ…」と
自分の症状と照らし合わせて考えていました。

そして診断が下ります。


双極性障害でした。


気分が上下する「症状」

双極性障害と言われ、かなり驚きました。

たしかに、うつのような症状に悩まされるようなことは
振り返ればありました。

それでも、うつや適応障害ではないんだ…と自分では意外だったんです。

症状を自分でも調べていくうちに、当てはまるところがあるな、と
納得はするようになりました。

全く寝なくて平気ということはありませんでしたが、
少ない睡眠時間で目が覚めても1日平気という時はありましたし、
何でもできる気になるときもありました。
今思えば、それが躁症状の1つだったわけです。

そして、それが終われば気分の沈む日が続き、
「あの時のハツラツとした感じに、なぜ戻れないんだろう?」
と思い出しては気が沈む…の繰り返しでした。これがうつ状態ですね。

仕事中にどうしても気分が上がらず仕事が進まない、
逆に仕事がはかどり過ぎてペース配分が狂う。
ということが起きていたのは、おそらくこれが原因なのでしょう


診断は下ったので、会社には休職を申し出ました。
(休職規定の日数に驚愕しましたが、その辺りの下りは
 他記事で書くことができれば書きたいと思います。)


そして通院をするようになります。
担当医と話をしていくうちに、もう一つの「特性」が
考えられるようになります。


ADHDでした。


集中にムラがある「特性」

ADHDというと、「落ち着きがない」
「時間を守らない」などがあると思います。

僕に顕著なのは、段取りがつけられないこと。
仕事の順序のつけ方が分からなくて毎回悩んでしまいます。

他社員と相談して段取りを組んでも、その途中で
「あれもやったほうがいいんじゃ?」となってしまって変に入れ込んだり、
そもそも段取りの中に入れ忘れてたものが複数あったりします。

とにかく、順序づけは苦手です…

私生活でも、予定の順序を組んだところで
「あそこ行っとくの忘れてた!」「あれ買うの忘れてた!」が発生して
急遽予定が増えることになることがほとんど。
大まかにやること、買うものはスマホにメモしますが、あとは行動しつつ
思い出したものは追加したり、明日に回したり、という感じが基本。
外出にかかる時間は読めません…😥

あとは、会社のデスクは毎回汚くなります…特に引き出しの中。
家では不思議とあまり散らからないんですけど。

公共の場では言わないよう気を付けてますけど、
独り言も出ます。つい心に思ったことを独り言でつぶやくことが
あります。

これらに関しては、実は母親も当てはまるところがあるので、
遺伝ならしょうがないか…とは思います。


HSP 、 AC(アダルトチルドレン)

これはクリニックの診断ではないので、自覚や調べた結果、
カウンセリングによる見解などを含めてになりますが、
これらの要素もあると思われます。

他人の表情やしぐさで感情を読み取るところや、
他人の顔色を窺って言いたいことがはっきり言えず、
我慢してしまうところはHSP由来かな、
と思います。

ドラマや映画、小説、ゲームの物語や人物に感情移入するのも
そうだと思います。


ACについては、両親が両極端(過干渉、不干渉)なタイプだったこともあり
なかなか自分の意見が分かってもらえない、もしくは否定されることが
多かったのをはじめとして、
我慢を強いられることが多かったと記憶しています。
家の中でも、言葉や行動には気を遣って生きていたように思います。

それが知らず知らずのうちに、蓄積されていたのだと思います。


それは性格ではなく

双極性障害であり、ADHDであり、HSP・ACである。
ということが今回分かったわけですが、
もう一つはっきりしてきたのは、

「宇宙人」と思ってきた「性格」は、実は
「症状・特性」であり「脳機能の問題」なのでは?

ということです。

原因がはっきりと分かってきたことで、
なんで?と漠然とした悩みを抱えて過ごすことはなくなるでしょう。

しかし、新たな問題が出てきます。

それは、

3つの症状・特性をコントロールして過ごすこと
です。

どれに関しても、傾向と対策に関して
ある程度知識をつけてきているので、できないことはないでしょう。

しかし、何も症状・特性のない人と同じような生活は
バランスを崩します。
その人たちと無理して同じように仕事をすることも同様になります。

なので、いかに自分の生活リズム・仕事リズムを
掴んで、築いていくかが重要になりそうです。




…それにしても、これだけ特性があれば、そりゃまあ
「宇宙人」と言いたくなるのも分かりますね。
(自分のことですけど😅)

自分らしさを出せる仕事とはなんなのか…
自分が落ち着ける場所はどこか。安心する人とはどんな人なのか…

自分なりに見つけていくこと、そのために
色々と学んでいくことが大事ですね。

そして、一つ言えることは、

いくら特性があろうと、これが僕のアイデンティティであり、
紛れもない僕自身です。


まだまだ、自分自身の「使命」への模索は続きます…


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