丸顔に道を訊く心理

今月3回道を訊かれた。おとといは家を出た瞬間『カレー屋ありますか』って訊かれた。どうして方向音痴なのにこんなに道を訊かれる人生なのか。顔が丸いから話しかけやすいんだろ。そうだろ。

暑がりなので人がいないところではマスクしないで歩いてるんだけど、それでも声をかけられる。よりによってこのご時世によくマスクしてない丸顔に話しかけるなあと思いながらも、わかる範囲で答えている。

きれいなバレッタを買ったので、どうやって付けようかと思い、いろいろなヘアアレンジを試してみた。自分の頭と顔を横からも後ろからも見てわかったことだが、絶望的にアップスタイルが似合わない。首がありえないほど太いのだ。顎と首の境目はいずこへ。肉が付いているのは確かなんだけど、わたしの首が太いのは20代のときに連日連夜ライブハウスで頭を振っていたせいもあると思う。1年は12か月あって、そのうちの3か月くらいはライブに行っていたあの頃。

ウォーキングや食事管理、筋トレをして、少しづつ筋肉はついてきたし、少しづつ体重も減ってはいるが、顔や首にその影響がでるのはだいぶ先になりそうだ。小顔トレーニングをはじめた。気づいたら精神のやさぐれが表情にも出ていて、このままだとゴミみたいな40代になりそうだしちゃんとやろうと思う。

ライブとか行きたいよね。ライブハウスもごはんやさんも、どんどん消えて行ってしまって、こんなに好きなものがばんばん消えてく世界やばいと思うわ。ただでさえやな奴ばっか残って好きな人ばっか消えてくって、ずっと思っていたのに。

伊坂幸太郎さんの“終末のフール”を少しづつ読んでいるんだけど、この世界で読むのにぴったりのお話しだと思ったよ。