源氏物語とフラワーエッセンス〜朧月夜
源氏物語から連想するフラワーエッセンス
2024年からNHKの大河ドラマで、源氏物語の作者である紫式部のお話が始まりますね。
私は『源氏物語』がとても好きなので、楽しみにしています。
源氏物語といえば平安貴族の雅やかな姿がなんとも美しいですが、1000年以上前からどんなに科学が進歩しても変わらぬ、男女はもちろん人の心の繊細さや、人生のどうしようもなさのようなものを深く感じさせてくれるところなやはり魅力だなぁと感じております。
少しただ楽しんで、源氏物語で私が好きな姫君とフラワーエッセンスについて書いてみたいと思います。
今回は朧月夜について書いてみます。
朧月夜はどんな女性?
朧月夜がどんな姫君だったかということ、まずは外部サイト(1万年堂出版)の説明を以下引用させていただきます。
私自身も朧月夜に対して思い浮かぶキーワードは奔放、情熱的、そして純粋さと脆さです。
彼女は、自分を愛してくれる優しい朱雀帝がいながら、光源氏との関係も続けました。
もちろん、いつの世も不倫や二股は褒められるものではないけれど、彼女には一切の打算がなく、どこまでも自分の気持ちに正直な、ある種の純粋さと、強さの裏に見え隠れするそこはかとない脆さが見え隠れしたからこそ、朱雀帝も、自分ではなく光源氏を愛する朧月夜を愛さずにはいられなかったのではないでしょうか。
この辺りのことは本当にいつまでも話が尽きないのですが、本題に移ります。
朧月夜に手渡したいフラワーエッセンス
朧月夜をイメージしたフラワーエッセンスのボトルを作るなら、『ラーチ、カリフォルニアピオニー、スターチューリップ』
この3つを選びます。
ラーチ
ラーチはほぼ直観的に朧月夜のイメージにピッタリな気がして選びました。
ラーチの濃いピンクは自分の気持ちに正直に生きた情熱的で美しい、そしてどこか可愛らしい少女のような部分さえ感じる朧月夜のイメージにピッタリな気がします。
特に若かりし頃の光源氏との恋に夢中で、奔放で、色気たっぷりで、でも内心本当は光源氏の自分への気持ちに自信がないところもあったり、健気で可愛い朧月夜。ラーチのエッセンスはそんな彼女の側面を優しく輝かせてくれたのではと思います。
カリフォルニアピオニー
カリフォルニアピオニーも直感的に朧月夜に渡したいと思い選びました。
深紅の力強いお花のエッセンスで、こちらはFESのものになります。
このエッセンスについて、『フラワーエッセンス辞典』には「バランスがとれた状態でのこの花の本質は、静かだがパワフルなカリスマ性にある。」と説明があります。
なんとなくこのお花は、光源氏が須磨に流され、朧月夜自身の人生にも悲しみや苦悩の要素が出てきて翳りが出始め、同時に年齢的にもいわゆる若い盛りは過ぎてゆく。
そんな朧月夜を私はイメージします。
でも苦悩の中で、彼女の正直さ、色気や強さ奔放さ、放つオーラに、美しい深い輝きにさらなる深みを増したのでしょうね。
この深紅のカリフォルニアピオニーのエッセンスなら、そんな彼女を優しく守ってくれたのではと思います。
スターチューリップ
こちらも感覚的に選びましたが、彼女の純粋さや脆さを守るのにとても大切なエッセンスになるのではと思います。
スターチューリップについて『フラワーエッセンスエッセンス辞典』には「心の硬直した状態をやわらげ、内面の精妙な声に耳を傾ける受容性をとり戻すのを助ける。」という説明の一説があります。朧月夜の心が硬直していたとは思えないですが、何か天上的なものと繋がり、自身の内側との静かな対話は彼女が晩年求めたものではないでしょうか。
朱雀院が出家後、朧月夜は最後は光源氏に一切何も告げず、朱雀院の後を追って出家します。きっとそのあとは静かに自身の心に正直に情熱的に生きた人生を振り返り、仏様の前で深く自分の心と対話し、全ての過去を許し癒していたのではないかと想像しています。
なんとなくそんな彼女に、紫色のスターチューリップはピッタリな気がしました。
最後に
朧月夜は架空の人物ですが、平安時代、特にこの源氏物語を始めとした平安女流文学が最も栄えた平安中期の貴族たちの極限的に研ぎ澄まされた感受性には眼を見張るものがあります。(ただその陰になるように庶民の生活は苦しいものであったことも頭の片隅に置いておきたいと思います)
そんな中、ただ花を観る、星を観る、月を観るだけで、今のわたしたちに想像もつかないくらい、花鳥風月から色々なものを受け取っていたのかもしれません。
フラワーエッセンスを介さなくても、花々のエネルギーも受け取り助けてもらっていたかもしれませんね。
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