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猫だより 夢ちゃん
久しぶりに実家へと向かう途中の道路を走っていて、ふっ… と思い出しました。
『あぁ。そう言えばこの場所だったなぁ〜』と。
まだ子供が生後半年くらいの赤ちゃんだった頃…
母と出掛けた帰り車で実家へ向かっていると、家の近くの商店街の道路端を小さい小さい黒の子猫がフラフラと‥
するどい母は
『可哀想だけどダメよ!! あんたの家にはもう3匹も居るんだから。
赤ちゃんも居るのにこれ以上増やしちゃダメ!!』
さすがお母さん。読まれてる‥ (-_-;)
でもやっぱり気になって、気になって…。
実家から自宅へ戻る時またその道を通ってみました。
すると何故か車が両車線とも5,6台ずつ渋滞していて、よく見てみるとその車の中心で道路の真ん中にさっきの子猫がうずくまってたんです!!!!
口をパクパクさせて必死で泣いてました。
誰も車から降りて保護するでもなく
せめて路肩に移動させるでもなく
ただ車から見ているだけ‥
もう、いてもたってもいられず咄嗟に車から降りて子猫を拾い上げて車に乗せその場からUターンして走り出しました。
拾い上げた時
『あれっ?』
って思う程に軽くてガリガリで。
目ヤニで目は完全に塞がっていて
鼻は鼻クソの隙間でどうにか息をしてる感じ。
もう、悲しくて切なくてたまらなくて…。
動物病院に向かう間
『もう大丈夫だよ。うちで一緒に暮らそうね』
と話し掛けながら涙が止まりませんでした。
あまりの衰弱に当日は病院に入院することになり、とりあえずその日は置いて帰ったのですが
私の気持ちも落ち着いて冷静になりこれからの事を考えると…
まだ体力が回復してないので自分ではご飯も食べれない。
トイレの躾もまだまだでこれから先は長いなぁ〜と…
それにやはりうちにはすでに3匹の猫がいるし、赤ちゃんの事も考えると、ある程度まで大きく元気になったら優しい里親さんを捜すしかないなぁ…
それより何より旦那さんに何と言って打ち明けようか…
またまた猫を拾って来てしまい何と言われるか((((-_-;)
旦那さんが帰宅後、恐る恐る話しを持ち出すと暫く黙って聞いていて最後に
『その子は助けてくれてありがとう。って言ってるよ。
みんな助けたいと思ってても出来ない事をパピコはしたんだから謝る事ないよ。
もし里親が見付からなかったら、その時はうちで飼えばいいよ』
そう言ってくれました。
あぁ〜。この人と結婚して本当に良かった!
しみじみそう思った日でした。
ちなみに子猫はよく見ると黒に茶トラが混じった錆猫ちゃんでした♪
旦那さんに感謝を込めて命名権をお譲りし『夢ちゃん』とゆう可愛いい名前をつけて貰いました。
その後、暫く我が家で過ごしてから無事に友達のお姉さんの家へと貰われて行きました。
『夢ちゃん』幸せにしてますか?
ママはいつまでも君のこと忘れれないよ🖤
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