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音楽と青春と。。 〜私の愛したアベフトシ②〜

私の好きな音楽。
私のTMGE(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)に対する暑苦しい愛を語った記事を読んで下さる方が居る事が嬉しくて嬉しくて…




普段はしょーーもないエロ日記や、お気楽な家族日記をあげてる私ですが、こうして色んな方に読んで頂き感謝の気持ちでいっぱいです。              本当にありがとうございます!


…最後にもう少しだけ。
やっぱり長くなりそうなんですが書いてもいいですか? 笑



前回、TMGEがいかにカッコいいかをしつこい程に書き連ねましたがw

何と言ってもTMGEはライブバンドであり、ライブでこそTMGEが TMGEとしての魅力を炸裂させ大爆発する時なのです!


…が、しかし!

知ったような事を散々書いてはおりますが、残念ながら私は1度もTMGEのライブに参加した事はありません。


九州の田舎に住む私にとってライブに行くこと…
それは中々の出来事なのです。

まずツアーがあっても私の住む県にまでは来ない。

ごく稀に地元でのライブがあったとしてもチケットが取れない。

お隣の大都市まで行けばライブもあるのですが、当時カツカツな生活のフリーターだった私や同じTMGEが好きな仲間達には、そこまでする余力がなかった…

本当はちょととくらい無理してでもライブやフェスに行きたかったけれど、県外へ1人で参戦する勇気が私にはなかった。

今となっては本当にただの言い訳です。


TMGEの解散後に彼らの事を知った若いファンの方達が
『TMGEのライブに1度でいいから行ってみたかった。
もっと早くに知りたかった。それが悔やまれる』

と書いておられて…

知っていたのに行けなかった私。
大好きだったのに行けなかった私。
本気で行こうと思えば、どーにかしてでも行けたであろうに行かなかった私…

そんな自分か本当に情けなく悔やまれてたまらなくなります。


その思いは今になり益々強くなるばかりです。

何故なら私の大好きだったアベフトシはもう、この世には居ないから…

もう2度とステージに立つ姿を見る事は出来ないから…



子育て真っ最中の32歳の時にアベフトシの訃報を知りました。

まだ42歳とゆう早過ぎる訃報に驚きが隠せず、悲しい思いと共に何とも言えない虚しさや切なさとで心にポッカリ穴が空いた感じになり
それ以来TMGEのCDもDVDも全て治し込み全く聴く事はありませんでした。

大袈裟に言うとアベフトシと共にTMGEを封印したような感じです。


それから12年。

何気なしにYouTubeを観ているとオススメ欄に私の大好きだったアベフトシのサムネが貼られている映像を見つけました。

それは2003年の幕張での解散ラストライブの時のもので、観たくても何だか怖くてずーーっと見れずにいたものでした。




気が付けば私は吸い込まれるようにその映像を何度も何度も観ていました。

伝説となったラストライブでの2回目のアンコールで演奏された、正真正銘、最後の最後の曲。

終わりを締め括る曲でありながら
それはTMGEのデビュー曲でありTMGEとしての始まりの曲。

その曲のタイトルは『世界の終わり』

4人だけとは思えない圧巻の演奏。

最後の最後でギターの弦が切れるとゆう、出来過ぎた演出のようなハプニング。

それでも何の衰えも感じさせずに弾き続け、観る人全てを惹き込むパフォーマンス。

MCをしない事で有名だったアベフトシが最後の演奏を終えた後で初めて口にした『ありがとう』の一言。

そして終始アップで映し出される、その悲しみに覆われたような表情。。。

あれだけ激しい曲を演奏しながら、まるで虚無の世界を見ているような…

悲しみと切なさを噛み締めているような…

2度と味わう事のないであろうこの瞬間を目に焼き付けているような…




そこに映るアベフトシは私が大好きだった頃と何一つ変わらず怖いくらいにカッコ良く、ため息が出るほどに美しかった。

力強さと荒々しさ。
悲しみと切なさ。
その神々しいまでの姿。

私は何度も何度もリピートしてその映像を見ていました。

そして何度も何度も観るたびに涙が止まりませんでした。

本当に言葉では言い表せない色んなものが、その映像を観ていると畳み掛けるように襲って来て、ただただ涙が溢れて来るのです。


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実際にそのラストライブに参加した人も、あのアベフトシの表情を観て色んな事を感じたと思うけれど、今、その映像を観た私はその後アベフトシが亡くなり、本当にこのステージに戻って来る事がなかった事を知っていて…

このラストライブの後、幾つかのバンドに参加するもTMGEのような輝く場を得る事が出来ず、晩年は故郷の広島へ帰り
本当かどうかは定かではないけれど、塗装工として働いていたとゆうアベフトシ。

神ギターと呼ばれていた彼がギターを弾くのではなくペンキを塗っていたなんて…

そんな晩年のストーリーを知っていると尚更切なくて悲しくて悔しくて…


その映像を観てから、すぐさまラストライブのDVDを買い
解散前に発売されて買い損ねていたCD、アベフトシの特集がくまれている雑誌などなど…
ありとあらゆるアベフトシ関連の物をAmazonやヤフオクで買い集め
暇さえあればYouTubeでTMGEやアベフトシ関連の映像を片っ端から観続け。

ネットに転がるアベフトシ関連の記事を読み漁り…

暫くはひたすらTMGEとアベフトシ漬けの毎日を過ごしていました。

そう。
まるでTMGEを忘れていた間の時間をとり戻すかのように。。


そして、いよいよ最近。
『THEE LIVE DVD』67,000円を購入してしまいました! 笑

…笑っちゃうよねw 本当にもうw


でもね。いいんだ。
今この歳になってこそ出来る贅沢なんだから。

大好きなアーティストに対するこうゆうお金の使い方や、応援はアリだと思う。

私1人の使う金額なんて本当に微々たるものだけど、この印税がアベフトシのご家族に届くと思えばこんな嬉しい事はないもの🎵


それともう一つ。
今、私はコツコツとTMGEの布教活動をしているw

まずは私の子供達にw

もう子供達に遠慮するのは止めたの!
自分の車の中くらい、私の好きな音楽を大音量でかけてもいいじゃないの!! 笑

最初の頃は『ママ、音がうるさいよ〜』『ママ、またこの人達の聴いてるの?』と、ウザがられていたけれどw

いつの間にやら一緒に口ずさんでいるのをママは知っているぞ( ̄∇ ̄)!

だってさ…
どう転んだって君達はママの子供なんだもん。

あの数々の曲を聴き、あの圧巻の映像を観てしまえば体が疼くに決まってる!

血が騒がない訳がない!! 笑

…って事で、今は中1のお兄ちゃんにターゲットを絞り布教しているところですw

20年前に使っていたアコースティックギターを引っ張り出して来て弦を張り替えていると息子がやって来て

『家にギターなんてあったの! 凄い! ママ弾けるの?!』

…しめしめ。いい食い付きだwww

『うん。ちょっとだけだけどね〜
お兄ちゃんもやってみる? 楽器弾けるとカッコいいよ〜✨
友達とバンドとか組んでん。
凄く楽しい、女の子にモテるよ〜( ̄∀ ̄)ニヤニヤ』

『えぇ〜 凄げ〜 マジで〜?!』

…と、ちょっと興味を示してくれたところで…


ハッと気が付いた…


うちの子、左利きだわwww


あぁ…    新しいの買わないかんw        ま、将来アベフトシ2世になると思えば安いもんだわw    ←アホ親w



そんなこんなで今の私は、あの青春時代とはまた違った形で                TMGEを。アベフトシを。楽しんでいます。


今はとりあえず子供達へとこの素晴らしさを引き継ごうとしていますが
YouTubeのコメント欄を見ていると、沢山の若い世代の人達がTMGEを見つけてくれて、その音楽に熱くなっている様を見る事が出来ます。

それは本当に嬉しい事です。

いい曲は時代も世代も超えるのね…
そんでもって、ずーーっと生き続けるんだよ。
たとえ解散しても。メンバーが亡くなったとしても…

この素晴らしい曲の数々は消える事はないし、ここに来ればいつでもアベフトシに会う事が出来るんだよ。

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最後に…

今年はアベフトシが亡くなって12回忌の年でした。

地元の広島では3日間通したイベントがあったらしいのですが、その時はまだTMGEに再会してない時期だったので参加する事は出来ませんでした。

でも来年は!
私、必ず広島へ行きます!

アベフトシの故郷であり最後を過ごした広島へ。
7月の命日には必ずお墓参りへ行きます!

もう決めました。
旦那さんにも了承はとりました!w

結局1度も参加出来なかったライブ。      ずっと、ずーーーっと会いたかったアベフトシ。


でも今度こそは必ず会いに行きます!


だから待っていて下さい。

『おぅ。よく来たねw』            って、ニヤリと笑って下さい。



私の愛したアベフトシ。

私の青春と共に、ずっとずっと心に生き続けてる大好きな人。


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