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そして旅がおわる

はじめての沖縄一人旅も終盤になり
北海道から50年ぶりに沖縄へやってきたおじいさんと出会う。
50年前の戦時中おじいさんは北海道から沖縄へ特攻隊員として配属された。その時の戦友と、これから再会するという。
その特別な再会に私も立ち会うことになった。

北海道のおじいさんと沖縄のおじいさんと一緒に
平和の礎で友人の名前を探したり
空華(くげ)の塔で記念撮影をし、戦友が命を落とした岬へ
花束を手向けた。
 血に染まった海
 遺体がごろごろあった
 そういう時代にうまれた
 そういう教育をうけてきた 
おじいさんの言葉が私の心に深く刺さった。
だから、私を誘ってくれたのだと、気づく。

そうして 旅がおわる。
喜怒哀楽が ぎゅっと詰まった数日間。

那覇空港は1~2階建てでANAとJALの搭乗口が両端にあり
長い通路にはファーストフードの店員さん(女の子)がローラースケートに
のってフードを運んでいた。

私はこの旅で沖縄に恋をした。
それは今もずっと続いている。

暮らしていた時のことを書こうとして、旅の話に
なってしまいました。

読んでくださって
心からありがとうございます。