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読書感想 岡崎武志『女子の古本屋』店の数だけある人生

こんばんは。きょうはちくま文庫から出ている『女子の古本屋』を読み終えました。

書評家の岡崎武志が古本屋を営む女性店主への取材を通して、お店の個性や店主の素顔、開業までのストーリーを紹介した一冊。

各地の個性的な面白い古本屋を知れるだけでなく、その数だけある人生にも触れられる、そんな本です。

大手百貨店、PR会社の仕事を辞めてデザイン性の高い国内外の紙ものを扱う、古書日月堂の佐藤さん、
大学卒業後、インターネットで暮らしや手芸の本を扱う海月書林(現・ひるのつき)を始めた、市川さん、
仙台に生まれ、太宰に憧れて青森の料亭に就職、こんどは六本木で京料理、そしてドイツの日本食レストランへ。さらにホステス、編集者、ヴィレヴァン就職と跳躍の人生を経て、仙台に戻り、book cafe 火星の庭を開業した前野さん……
いろんな人生があって、物事を始めるきっかけというのはそこら中にある、そんな気がしました。

火星の庭という名前が素敵で、いつか訪れたい店です。
画像は公式サイトより。



素敵な本屋の情報は沢山得られますが、どっちかというと本屋よりも人生にフォーカスした本かも。

本屋巡りが好きな方も、人生の歩き方に迷う方も、ぜひ。


今日はいっぱい本屋巡りをして疲れたよ〜、、
でも収穫も沢山ありました。

それではまた、おやすみなさい。

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