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トマホークについて

はじめての記事がトマホークって、、
と迷いは少しあったものの書きたいことを素直に書こうと思う。

肝心のトマホークだが、ゲームをやらない人にはあまり馴染みのない言葉かと思う。
そもそもメジャーな武器ではないのかもしれない。

もう何年も前のこと。
当時PSPが流行っていた頃に買ったゲームソフト
「ロード オブ アポカリプス」
これが私とトマホークの出会いである。

好きな武器を選び、ストーリーに沿って敵を倒してゆくゲームなのだが、当時の私は迷う事なく即決でトマホークを選んだ。はじめましての全く馴染みのない武器なのに。
それは何故かというと理由は一つ。

(ト、トマホーク!?聞いた事ないけどなんか名前かっけえぇええぇええ!!!)
純粋な厨二心に素直に従ったのだ。

それからしばらく…当時の職場、東京都三鷹市界隈では、早朝ミスドに現れてはドーナツ1つにアイスティー(ミルク1ガムシロ2)を食べながら、思う存分トマホークをぶん回して、そして颯爽と帰ってゆく生粋のトマホーク使いの存在はさぞ有名であったことだろう。

何を隠そう、わたしである。

そこからどれぐらい経ったか、そのゲームへの熱は冷め、世の中的にPSPも過去のものとなり、やれDSだ、やれWiiだと新しいゲーム機が次々と売り出されていく。
まんまと私も、やれDSだ、やれWiiだ、挙げ句の果てにはプレステ4にSwitchまで購入するざま。

そしてゲーム機だけでは飽き足らず、PCゲーにも手を出す始末。ファンタシースターオンライン2にドハマりし、働きもせず、ただひたすらゲームに明け暮れる日々。
最終的に食事に割く時間も勿体無いと思い、ポテチを箸で食べながら生きていた。ドクズのあの日々…。

どんなに時が流れても、お風呂でシャンプーしている時や、窓から射す太陽の光が風になびくカーテンと共に揺れるのをぼーっと眺めているとき、ふと思い出す。
トマホークのことを。

そしてわたしは知っている。
今新しいゲームをはじめたとして、武器の中にトマホークがあったとしたなら、やっぱり迷わずトマホークを選んでしまうことを。

アイスティーのガムシロップは1つになったのだから、少なからずわたしは大人になっていることは間違いない。

だが人はどれだけ成長しても、根底にある嗜好はなかなか変わらない。

わたしもいつかなれるだろうか、立派な大剣使いに。

fin

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