"経営企画" とは何かを、追い求めて（仮）。

最近よくある『外資コンサル => ベンチャー経営企画』というキャリアチェンジをして、3.5年が経ちました。  3.5年間、"経営企画" とは何かを追い求めてきた結果を共有することで、例えば、コンサルからベンチャーに飛び込もうとしている方の何かしらの参考になればなぁと考えています。

グルーヴス（株式会社grooves）という会社にいます。

"働くヒトの未来を創る「ワークシフトインフラ」の構築"  をミッションに、HR事業・地域創生事業などを展開しています。オフィスは、東京, 大阪, クアラルンプールの3ヶ所にあります。（僕は、もっぱら東京と大阪を行ったり来たりしています。）

2019年7月にリニューアルした、 grooves 東京オフィス

どんな役割をしているかと言うと、

2016年2月に外資コンサル（A.T.カーニー）から、グルーヴスに転職してきてからは....、

Forkwell Scout という新機能の立ち上げにガッツリ入ったり、（エンジニアの方は是非ご登録ください！）

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資金調達 & 業務提携 をやったり、（地域創生、楽しい！）

人材紹介会社マッチングのgrooves、地銀系VCなどから1.8億円を資金調達——地方の人材不足解消を支援 | TechCrunch Japan

転職支援プラットフォームのgrooves、インスパイアPNBから1億円を資金調達——マレーシア現法設立から10ヶ月、アジアでの事業拡大を強化 | BRIDGE（ブリッジ）テクノロジー＆スタートアップ情報転職支援プラットフォームのgrooves、インスパイアPNBから1億円を資金調達——マレーシア現法設立から10ヶ月、アジアでの事業拡大を強化

転職支援プラットフォームのgrooves、ALL-JAPAN観光立国ファンドとJTBらから3億円を調達——宿泊施設向け国内外の高度人材採用支援を加速 | BRIDGE（ブリッジ）テクノロジー＆スタートアップ情報転職支援プラットフォームのgrooves、ALL-JAPAN観光立国ファンドとJTBらから3億円を調達——宿泊施設向け国内外の高度人材採用支援を加速

最近は、HR事業の責任者をやったりしています。（採用にお困りの企業さま、お声がけください！）

【採用担当者様向け】全国の転職エージェントを採用の味方に | Crowd Agent（クラウドエージェント）Crowd Agent（クラウドエージェント） - 【採用担当者様向け】全国の転職エージェントを採用の味方に

IT・Webエンジニアの採用にお困りの法人様 | Forkwell採用支援サービス

経営企画としてベンチャーに入る前に確認したいこと

改めて振り返ると、相当に迷走しながらも、経営企画としては『CEO の役割を順番に1つ1つ引き剥がし、実行していった』なぁと整理しています。CEO の役割を取っていくことで、CEO にはより未来を見てもらう。組織拡大の醍醐味です。決して、『CEO との分業』や『新たなタスクの創造』ではない。

なので、経営企画として機能するか否かは、CEOとの相性で半分以上決まります。後ろを振り返らず突進を続ける CEO の後ろに飛び散るものを取捨選択しながら受け取り／受け流していく。経営企画としてベンチャー企業に参加する前には、CEO と自分自身の得意分野についてしっかりと考えておくことが重要です。（この辺りは後日深掘ります。）

そして今は、経営企画ポジションで、事業の責任者もしています。実はここが1番のこだわりだったのですが、経営企画は事業対の全ての事項に責任を負っていると考えています。主たるものは、事業です。

左サイドから駆け上がる経営企画

グルーヴスの経営企画は、現在、自分含めて現在5名の経営企画室メンバー全員が、事業側に迫り出していくスタイルを取っています。

例えば、グルーヴスには営業マネージャーポジションが2つあるのですが、両方とも経営企画メンバーが担っています。非常にトリッキーですが、ベンチャーには非常にフィットするフォーメーションの一つだと考えています。

一見、営業には、企画っぽさのカケラもないように見えますが、成長速度が早い事業の営業には、企画要素が詰まっています。

経営企画は事業に出るべき

事業に出ない経営企画はベンチャー企業において、1番危ないスタイルです。ビジネスモデルの規模が小さい時に、わざわざコストセンターを増やすべきではありません。大企業でも、事業側の責任者クラスが "兼務" として集結して企画部を構成しているパターンもあります。

逆の視点にたつと、経営企画の形によって事業体の様子を伺うことができます。経営企画が、アグレッシブなミッションを追っていないと、事業体の成長は止まっているか極めて鈍い状態であることが多いのではないでしょうか。大きな企業であっても、成長し続ける企業は、常にアグレッシブな課題が発生し、経営企画がその課題に取り組んでいるはずです。

そして、事例／補足的ですが、事業を詳細まで理解していることは、資金調達以降も有効に作用します。

事業成長速度に悪影響を与えない資金調達

エクイティ／デット共に資金調達時には、事業成長速度に悪影響を与えないことにはこだわっていました。DD対応はほぼ全て経営企画で対応し、事業側にはみ出さないので、事業の成長速度を緩めることなく資金調達することができます。『IR で事業側が資料を作らないといけない！』といったことも全くありません。事業側は、事業に集中すべきです。

まとめ

経営企画としてベンチャー企業に入る前に CEO と自分の得意領域についてしっかりと考える。ベンチャーの経営企画は事業に積極的に迫り出す。一方で、事業に悪影響ありそうな事項は経営企画内で完結する。こんな感じが良いんだろうと考えています。

全然優秀なコンサルタントでも無かった人が、それなりのアウトプットを出しながら、ベンチャー経営企画を 3.5年も続けているのは、事業体が直面する課題を『楽しんでいる』からだと思います。

ベンチャーの経営企画は、アグレッシブな課題が発生し、整理し解決していく。日本全体の課題解決を楽しんでいます。

もし、キャリアに思い悩んでいる方が居たら、是非声を掛けてください。 https://www.facebook.com/papas.yt 

ベンチャーの経営企画で、楽しみながら、一緒に日本のGDPを引き上げていきましょう。面白いベンチャー企業が、東京にも地域にも沢山あります。

これからの時代はワークシフト。同じ場所に立ち止まることがリスクになりつつあります。

グルーヴスでも経営企画メンバーを募集しています。