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外資だGAFAだうるせーな

はい。ホワイトデーにまたうっかり旧外資図鑑、Minatoたんに触ってしまった私です。最近とみに多い外資系ITアカウント。

本当にちょっと前は「外資金融」「外資コンサル」はよくみても、「外資IT」はエンジニアの実名垢以外はほぼみない感じでしたが、一般的なものになったんだなと感慨深いです。

私も「匿名、アイコンイラスト、外資名乗り、note課金記事」とこの人たちと同じ穴の狢であるものの、新卒から外資IT業界の末席にいるものとして「いや、それはない」的なことをドヤ顔で語られるのは、正直ムカつく。

また、「転職で年収XXX万Up!GAFAに転職!」的垢のほとんどが「え・・・・・・?」という浅い情報しか出してこないばかりか、「外資あるある」な業界標準的な構造を理解していない点が、彼らに対する疑念を募らせる大きな理由です。

これらのアカウントに対する違和感・不信感の根源は大きく2つあります。

1. 各企業の特色が出てこず、概要情報に終始する
2.    外資系IT企業の標準的な制度設計に対する無理解

それぞれ見て生きましょう。無駄に文字数ありますが、転職や年収UPのノウハウをカウンター的に書いているわけではありません。

1.各企業の特色が一切出てこず、概要に終始する

1-1. GAFAという括りで特性は語れない

GAFAと言う言葉はそれぞれの企業内の主戦力サービスに沿って分けられた括りではなく、Tech Giantという株式市場・経済市場において非常に大きな影響力を持つ企業という括りです。

企業規模やTech企業としての存在感に共通性はあれど、ビジネスの中身的にはこの括りで話すことは違和感はあります。その辺りを無視している点や、この差異を感じさせる中身のある発信がないことが、有象無象の「GAFA垢」に対する違和感と不信感の根本です。

GAFA垢がこれを標榜するのは、権威付けのためなので「そりゃそう」という話しではありますが、これらの中の何かに所属していることを表明しつつ発信するのに重要なのは「どの企業なのか」です。IT業界は、サービスレイヤーやtoC/Bによって提供するものや仕事の仕方がまったく異なります。

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