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パズル『理学療法』もたくさんのピースで成り立つ。そんなお話

前回の記事からだいぶ間が開いてしまいました。

プライベートがバタバタしているのと、私自身の体調がなかなか整わない、家族の体調もあまりよくない、という点で、なかなかnoteを書くことができませんでした。

もし待っておられた方がいらっしゃれば有り難いです。そうでない方もこの記事を読んでいただいているだけでも感謝です。

今日も時間があまりない中で書いているので、手短に、エッセンスが伝わればいいかなと思います。


前回このような記事を書きました。


色んな知識や技術が世の中にはたくさんあります。

怪しい手技(SNSの広告で出るようなもの)も含めると、本当に無数にあります。
根拠があったり、医学的に正しい、ということが前提にはなるかもしれませんが、記事にも書いたように、西洋医学と東洋医学のように、お互いがお互いを補完しあう。そんな関係性でうまく色んな知識や技術を活用するのがいい、ということですね。


今回はもう少し狭い枠で考えてみようかなと。

SNS、特にTwitterの世界だと、圧倒的に運動器に関する治療や介入、技術や知識についても投稿が多い印象です。私のフォロワーさんの傾向がたまたまそうなのかもしれません。皆さんはどんな印象ですか?

私が理学療法士だし、フォロワーさんも理学療法士が多いので、『理学療法』の枠で考えてみようと思います。


理学療法、と一言でこの学問の名前が付いていますが、そんな単純なものではないわけですね。

そもそも理学療法とは・・・

「理学療法士及び作業療法士法」第2条には「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。


簡単にまとめると、治療体操とか、その他の運動、物理療法を行う(行わせる)、ということになりますでしょうか。

でも、この理学療法も最近はものすごい細分化されていたりします。

運動器、脳卒中、呼吸、というメジャーなものから、ここ数年ではがんに対する理学療法、リハビリテーション介入についても盛んになってきそうな雰囲気はあります。

無数、というのは言い過ぎですが、理学療法、という1つの学問も、その中で色んな分類がされていたりする。


で、SNSとかでは運動器での議論や投稿が目立つ、ということを書きましたが、運動器に関する知識や技術だけでは、目の前の患者さんに介入するには足りないわけです。

リスク管理も必要だし、呼吸を診た方が良いこともあるし、循環状態にフォーカスした方がいいケースだってある。

運動器のスペシャリストを目指す新人さんや若手を見たことがありますが、単純に運動器の知識、技術だけでは真のスペシャリストにはたどり着けないかもよ、ということを話したことはあります。その時、話をした若手たちにどれだけ響いたかはわかりませんが。


理学療法1つとっても、色んな種類があって、色々組み合わせて、目の前の患者さんや利用者さんのリハビリテーションについて対応していく。

そういう当たり前な考えですが、大事なことかな、と思って書いてみました。


今回はここまでになります。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

※暫くは不定期更新になるかもしれませんが、よろしければまた読んでいただけると幸いです。

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