10周年と、新しいピアノ
昨日は結婚10周年ということで、妻と二人、奮発して、神楽坂の一軒家レストラン、ランチながらフルコースをいただいたのだった。
こうして時間を作ってみると、さすがに色んな記憶が蘇る。それは地層のように重なっている。一皿、一皿と食べ進めるごとに、発掘されていく。
10年。それは決して短い時間じゃない。過去の残像が蘇ると、そこには懐かしさというよりは、未熟さや危うさみたいなものが立ち上がってくるばかりで、意外だった。長澤知之の歌詞にならうと、「顔を青ざめることばかり」「顔を赤らめ