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わしがわしじゃ!

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わしがわしじゃ!

最近の記事

某都市にある第○小学校の裏には広大な森が広がっていた。○の中には数字が入る。地元の人は、第○小学校を略して○小と呼んでいた。 ○小の森にはクワガタやカブトムシが沢山いて虫取りには最高の場所と噂されていた。 しかし、森の中は鬱蒼としていて昼間でも暗く、子供だけで入るのはとても危険なので、けっして○小の森には入ってはいけないと、先生に注意されていた。それに、他にもこんな理由があった。 ○小の森を抜けると民家が何件かあるのだが、民家は森より低い所に建っていて、森の中から民家の風呂

    • パンパンパン!

      まだレジ袋が無料だったいい頃の話じゃ。 わしはスーパーで2キロの米を買おうと思いレジに並んでおった。 わしの番が来たのでお金を払ったら、レジの店員が小さい袋を渡してきたので、もう少し大きい袋をもらえませんか?と言ったら、店員は無言で米の袋をパンパンパンパン叩き、形を整えてから小さい袋に少しずつ入れだしたのじゃ。 途中でさらにパンパン米の袋を叩き、小さい袋に米を入れたのじゃ! そして、どうだ小さい袋でも2キロの米は入るんだ!と言いたげに、わしを睨みつけてきたのじゃ(`・ω・´

      • 下北の喫茶店

        だいぶ昔、下北沢でちょっと時間が空いたので、 コーヒーでも飲もうと思って喫茶店を探したのだけれど、いい店がなかったのじゃ(´・ω・`) しばらく喫茶店を探し続けていたら、住宅街に入ってしまった。 駅の方へ戻ろうとしたら、なんか普通の古い住宅と思った家が、どうやら喫茶店みたいなので、そっとドアを開けて入ってみた。 店の中には誰もいない。もしかして喫茶店ではなかったかな? わしが困っていると、店の奥から小さいおばあさんが出てきた。 小さいおばあさん「いらっしゃい」 わし「コ

        • 豪快な奴

          豪快なO君の話をするぞよ(・∀・) あれは確か小学校低学年の頃じゃ。 学校でプールの時間が終わった後に、友達数人で眼薬をさしていたのじゃ。 顔を上にして眼薬をさすのだけれど、眼薬にまだ慣れていないし、昔の眼薬はひどくしみたので、みんなビビりながら恐る恐る点眼を試みておったのじゃ(。・ω・。) そこへO君が登場じゃ! O君の家は物凄いお金持ちで、お父さんは音楽家、お母さんはバイオリニスト、おじいちゃんとおばあちゃんは英語の先生で、皆から全員が「先生」と呼ばれていたのを憶えて