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【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 12.09.2023

Latest Defence Intelligence update on the situation in Ukraine – 12 September 2023

日本語訳:

  • ここ数週間、ロシアはモスクワ周辺の短・中距離防空態勢の再調整を進めており、それはモスクワが現在、ほぼ毎日といえるほど無人航空機(UAV)の攻撃にさらされていることへの防衛を、よりいっそう効果的に行うことを目的としている。

  • 2023年9月初旬以降、映像によって、首都周辺のロシア軍SA-22防空システム[*注:96K6 パーンツィリ-S1]が、高いビルの上や傾斜地に配置されていることが分かる。

  • 以前、エンゲルスとリャザンの空軍基地が2022年12月に攻撃されたのちのことになるが、ロシアがモスクワ市内の官公庁ビルの屋上にSA-22を設置したこともあった。こうすることで、SA-22がUAVタイプの目標を探知・攻撃できるようになるのはほぼ間違いない。一方で、このような対応措置は、政府当局が脅威を抑えているから安心だということを大衆の多くに知らしめることも、おそらく意図しているのだろう。

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