【和訳】英国国防省 ウクライナ情報 23.07.2023
ここ数日間、ルハンシク州とハルキウ州に位置する戦線北部沿いでの砲撃増加がみられる。この砲撃増加に伴って、ロシア軍の小部隊強襲がある程度増えている可能性が高い。しかし、ロシア側の欺瞞情報によって、状況は明確に捉えられていない。
ロシアはかなり限定された成果しか達成できていない可能性が高い。しかし、北部においてロシアの行動が再活性化したことは、同じ時期に南部のザポリージャ地区でロシアが相当な圧力にさらされているなか、この北部をクレムリンがいかに重視しているのかを浮き彫りにしている。
ロシア軍西部部隊集団は、ルハンシク州周辺に緩衝地帯を設ける目的で、オスキル川に向かって再進撃しようと努めている可能性が高い。なお、ロシアがルハンシク州の確保を戦争目標の根幹の一つとみなしているのは、ほぼ間違いない。
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