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AIリテラシーを向上しよう!①

こんにちは。
都内でAIエンジニアとして働いておりますpanyasanです。

今回は、

・AIってどのようなもの?
・ディープラーニングってなに?

といった点についてお話していきます。

AIってどのようなもの?

今日、AIは製造、流通、サービス、金融、医療など
様々な領域で活用が期待されており、
”AI”という単語も近年の流行語となり、以前のように
コンピュータサイエンスの話題でのみ使われる”SFっぽい響きのあるワード”
ではなくなりつつあります。

Google翻訳やスマホの音声認識機能「Siri」や顔認証システムなど
AIは徐々に私たちの生活様式を変えていっています。

また近年IoT(Internet of Things)と呼ばれる、
機械を5G回線などを使ってネットワークに接続する技術が進歩していることも、
AI技術の活用用途を広げています。

そのAIの発展速度ゆえに、しばしばAI機能は過剰に期待され、
「パターン化されうるものはすべてAIで自動化できるのでは?」
といった行き過ぎた認識を持ってしまいがちです。

どうして私たちはAIという単語に過剰に反応してしまうのでしょうか?

 従来のコンピュータでは、それがいくら高性能になろうとも、人はそのシステムに神秘性を感じることはありません。
 AIと従来からのコンピュータとの違いは、「知能」、しかもそれが「人と同程度か人を超えたレベル」を持つか持たないかです。

[引用] 福馬智生 (2020). 世界一カンタンで実践的な文系のための人工知能の教科書 ソシム株式会社

近年のAI技術では、画像認識、音声認識、言語処理など、
従来では抽象度が高く、情報が多いため扱うことが困難とされていた
タスクで成果を挙げつつあります。

しかしながら、現状のAIは大量のデータを必要とし、
さらに行うことのできるタスクはごく限られたものになります。
ゲームAIなど、インテリジェンスを感じることができるものもありますが、
汎用的に人間のタスクをこなせるAI開発はまだまだ夢物語です。

しかし、仮に限定的であっても人間のみがこなせる仕事が次第にAIで代用可能となっていくのを見ると、
近年のAI技術の発展速度はやはり驚くべきものだと感じます。

一部でも人間と同等レベルのタスクをこなせしまうと、人は過剰にAIに期待して(恐れて)しまう傾向があるようです。

一方で、この傾向は”人らしさ”を表しているような気もします。

ディープラーニングって何?

「AI」というワードと関連して、
「ディープラーニングがどうやらすごいらしい」という話も
聞いたことがあるかもしれません。

AI関連の話題には、そのほかにも
「機械学習」「パターン認識」「ニューラルネットワーク」など
同じような場面で色々な用語が使われるから大変です。

これらの用語やその意味するところの詳細は
今後の数回の記事で少しずつお話します。

ディープラーニングは、AIの学習手法のなかでも
特に多層の複雑なネットワーク構造を使用たものを指します。
それが人間の脳をモチーフにした構造をとることから、
近年”AI”という単語とセットで使用されることが多くあります。

近年のAI技術の発展に大きく貢献し、更に人間の脳のような複雑さを持ち、
人間の仕事の一部を奪おうとしているのですから、
人々の不安を煽る存在となるのも当然かもしれません。

因みにディープラーニングはAI研究の一分野ではありますが、

「AI」 = 「ディープラーニング」
というわけではなく、

「AI」 ⊃ 「ディープラーニング」

つまり、「AIの一分野がディープラーニング」と考えられています。

AIはパターン化された作業の自動化技術だと考えて問題ないとは思いますが、
ディープラーニングのような複雑構造をとることが必ずしも良いとは限りません。

それはディープラーニングは大量の学習データを必要とするからです。
これは「ビッグデータ」という言葉と関係することになります。

AI関連ワードを紹介したことろで、
今回はこの辺でおしまいにしようと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
興味があれば次回も読んでいただけると幸いです。


AIエンジニア転向について、自身の体験に関しての記事を書いています。
こちらもよろしくお願いいたします。

この記事は「世界一カンタンで実践的な文系のための人工知能の教科書」
を一部引用しています。


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