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笑顔はプラスには働かない?

笑顔って大事ですよね。
人生を豊かにする要素の一つとして笑顔があげられることも少なくありません。確かにそれは間違いのないことだと思います。
ただ、全ての笑顔がそれに当てはまるとは言えないと思います。

笑顔といってもその笑顔は2つに分類されると思います。

心の動きに合った笑顔
心の動きに合わない笑顔

どちらがいいかは一目瞭然ですよね。

心の動きにあった笑顔

心の動きに合った笑顔とは簡単にいうと、笑いたいと思うから笑うということです。自然な笑顔、心の底からの笑顔です。この笑顔は間違いなく人生を豊かにするものです。
自分にとって楽しい、嬉しい、幸せだ、などのポジティブな感情に起因するのですから、その状況にいることが自分にとってプラスであるからです。

心の動きに合わない笑顔

しかし問題は心の動きに合わない笑顔です。
この笑顔はどういうところから生まれるのでしょうか。自分は楽しくない、面白くない、嫌だ、辛いと思っているけれど、周囲に合わせなければならないから笑う。つまり自分の心ではなく状況に合わせた笑顔なのです。そのため心との乖離が生まれます。
人の表情や感情は本来、その人の感情に起因するものです。そしてその感情はその人の置かれている状況に起因します。
心の動きに合わない笑顔はその人の感情を無視したものになってしまっています。

誰でも自分をないがしろにされたら嫌ですよね。
こういう笑顔をしてしまっている人は、自分で自分をないがしろにしてしまっているのだと思います。

かといって、周囲に合わせなければ仕方ないではないかと思う人も少なくないと思います。仕事なのだから、付き合いなのだから仕方なしに笑わなければならない。
そう思うかもしれません。
それについては難しい部分だとは思います。
ただ大袈裟にしなくてもいいのではないかなと思います。付き合わなければ仕方のない状況なのだとしたら、自分辛くなりすぎない程度に合わせる。無理に笑顔になる必要もないのではないでしょうか。周囲に合わせる、言い方が悪いかもしれませんが同調する方法は笑顔で答えるだけではありません。

うなずく、返事をする、目を合わせる、ジェスチャーなど別の部分でも行うことができます。そのどれもが自分の感情とリンクするものではありますが、笑顔でいるよりも心理的な負担は少ないのではないでしょうか。

良い笑顔でいるために

自分は1日でどれくらい笑っているのでしょうか。
そしてその笑顔は最初にあげた2つの笑顔のうちのどちらなのでしょうか。
家族といる時、趣味をしている時、仕事中。さまざまな場面での見られる笑顔はそれぞれが異なったものです。
自分はどういうときにどのような笑い方をしているか、一度調べてみてください。
うまく笑えていない状況があるのであれば、それが対策を取るべきポイントになるのかかもしれません。



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