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【プロジェクト裏話】オムロン 長期ビジョンサイト制作

こんにちは!
株式会社PANORAMA広報担当です。
今回は、オムロン株式会社様(以下オムロン)の2030年度に向けた長期ビジョンを伝える特設サイトの制作プロジェクトについて、制作の裏側や各担当者からのコメントをご紹介します。

「Shaping the Future 2030」特設サイトでは、「人が活きるオートメーションで、ソーシャルニーズを創造し続ける」というビジョンを動画とあわせて表現し、目指す自律社会や、社会的課題を解決する事業、そしてその先の未来への進化を伝えています。

Works Information


◎Client

 OMRON Corporate

◎Website

日本語サイト : 

英語サイト中国語サイト 

◎Date

2022.04.01

◎Job

Web Planning / Design / Development

◎Credit

PRODUCE:Satoshi Higuchi
DIRECTION:Mitsuaki Aoyagi / Mayu Shirakawa / Masayuki Sato
DESIGN:Nagisa Kubo / Shogo Yamada
TECHNICAL DIRECTION:Sho Hayakawa
DEVEROPMENT :to-R

プロジェクト概要


オムロンは、オートメーションのリーディングカンパニーとして、工場の自動化を中心とした制御機器、電子部品、駅の自動改札機や太陽光発電用パワーコンディショナーなどの社会システム、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を展開し、約120の国と地域で商品・サービスを提供されています。

今回は、2030年に向けた長期ビジョン「Shaping the Future 2030」を、社外・社内向けに発表するための特設サイト制作をご依頼いただきました。

パノラマでは、
・WEBサイト設計
・サイトデザイン
・テクニカルディレクション
を担当しております。

日本語サイトだけではなく英語 / 中国語サイトの制作、
オムロン社内向けのsharepointを使用したサイトも制作しました。


プロジェクト背景


プロジェクト全体のクリエイティブ開発及び制作の統括を担当しているNomad様(以下Nomad)にお声がけいただき、本件のWebサイト制作に携わらせていただくことになりました。
2030年に向けた長期ビジョンという重要な発表に向けて制作物・関係者ともに多く、情報も刻一刻と変わる状況でしたので、担当ディレクターが公開前2週間程度オムロン本社のある京都に滞在し、密にコミュニケーションを図りました。


サイトの役割


今回のプロジェクト全体において、
制作物が多いからこそ、Webサイトの制作指針や役割を明確に定めておく必要がありました。

資料の一例

プロジェクトの初期に、上記のような役割を明示化した資料を作成して意思統一を図ることで、最後までブレずに進行することができました。


デザイン


デザインの流れ

プロジェクトとしては、Webサイトだけではなく映像やコンセプトブックなども同時並行で動いていました。
そのため、ティザーサイトの着手時は他の制作物に囚われずに自由にデザインしました。

ティザーサイトとして世界観を印象付ける必要があったので、抽象的な案を何案か提案しました。
抽象的な案こそロジカルに説明をしなければいけないと考え、「なぜこのデザインにしたか」という説明部分は特に丁寧に資料を作成しました。

資料の一例

上記のデザインに対し、関係する全ての制作物に対して統一感を持たせたいというご意見をいただき、映像の世界観にWebデザインも合わせる方針に変え、現在のデザインに落ち着きました。

本サイトはティザーサイトと少しテンションを変え、トンマナを「海外サイトを日本語に翻訳したようなデザイン」にしています。
もちろんティザーと同じように映像が主軸であるものの、情報が多いサイトをいかにユーザーの目に留まらせるか、インパクトをもたらせるかを重視してデザインを進めました。


担当者からのコメント


◎ディレクション

企業が発信する長期ビジョンという、様々な施策や制作物が横並びで走る大規模プロジェクトの中での進行は、緊張感と同時にとても価値のある体験でした。

限られたスケジュールの中で、並行して各種情報と整合性を取る必要があり、全体感を把握しながらも自分たちの制作を進めるべく、チームのポテンシャルが発揮できるように注力しました。
また、社内外含めて関係者が多いことに加えて、日々更新されていく情報を上手く共有すべく、関係各所とのコミュニケーションを密に取ることも心掛けました。

プロジェクトのチームメンバーと都度話しながら、全員がそれぞれスピード感をもって役割を進められたことが、成功に繋がったと感じています。
(青柳)


◎デザイン

プロジェクト参加前はとても難しそうな印象でしたが、やはり難易度の高いプロジェクトでした。
具体的には、以下の点において他プロジェクト以上の難しさを感じていました。

1. オムロンの幅広い事業内容の理解
2. 長期ビジョン「Shaping the Future 2030」への理解
3. デザイン自体をロジカルに提案する

上記の課題を解消するために独自の企業調査や研究を行い、SINIC理論や事業内容を理解していくうちに、徐々に楽しみながら自分なりに咀嚼し、デザインに入ることができました。

大変なプロジェクトでしたが、かなり結束力も強くなり、最高のチームで仕事ができました。
(久保)


主にスマートフォンへのデザイン展開 / 表 / OGP / バナー作成、PCデザインの一部修正対応など、久保さんのアシスタントとして対応しました。

トンマナの理解
どちらにおいてもトンマナを合わせることに苦戦しました。
久保さんから何度もフィードバックをいただき、トライ&エラーで制作していきました。

他言語展開で
表の他言語展開では、言語別の微妙なウェイトの差に苦労しました。
テキストはaiでパスデータに一度変換し、太く調整してからpsdに反映させています。
テキスト修正時にもパスデータに変換する必要があり、少し手間が必要にはなりますが、ウェイトの差を埋めるため細かな対応をしています。

誰もが知る企業のプロジェクトに関われて良い経験になりました。
ありがとうございました。
(山田)


◎テクニカルディレクション・アニメーション実装

今回、実装エンジニアへのテクニカルディレクターとして参加しました。

当初はアニメーション面でのアドバイスを行う立場として入っていたものの、次第に変化する要件に対してスピード感のある対応を求められる中で、途中から正式に参加することになりました。
日々変化していく要件に対応するため、毎日打ち合わせを設けてすり合わせを行い、今後の進行を協議しました。

デザイナーがつくった画面・UIに対してのモーションインタラクションを考えるなり、気持ちの良いアニメーションへブラッシュアップすることは得意分野なので、今後もアニメーションのサポートとして、別の形で関わることができるのではと感じたプロジェクトになりました。
(早川)


Nomad 藤澤様からのコメント


Nomadはクリエイティブの開発や動画制作を得意としますが、Webサイトの企画・開発・制作は未知の領域だったこともあり、パノラマのみなさんにはかなり早い段階からこのプロジェクトに参加して頂きました。

他の制作物の進行も同時にどんどん進んでいくなか、Webサイトに関するクライアントの要望を的確に捉え、クリエイティビティを発揮して素晴らしいWebサイトに仕上げてくれたパノラマチームと一緒に本プロジェクトを担当できたことは、Nomadととしても貴重な機会となりました。

Nomad Tokyo
ロサンゼルス本社をはじめ、ニューヨーク、ロンドンにも拠点を置くグローバルポストプロダクション、Nomad Editing Companyのアジア拠点。
映像編集に特化した欧米で主流のスタイルで、クオリティの高いストーリーテリングスキルを生かした編集技術により、クライアントの要望を叶える映像を制作しています。
https://nomadedit.com/


さいごに


今回は、オムロン株式会社様特設サイトの制作裏話でした。
公開日まで日々細かく情報が更新がされる中で、社外のみなさま、社内メンバー全員の協力で無事公開ができたことに感謝しています。

いつもPANORAMA note記事をお読みいただき、ありがとうございます!

PANORAMAは、最適なコミュニケーションを提案・創造できるクリエイティブカンパニーとして世の中に本物を伝える存在でありたいと考えております。

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