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騙されない(他人を思いやる思想)

「明日は生きている」と信じて毎日過ごしています。「明日死にます」と言われても信じる事はできません。

最後の晩餐に何を食べますか?

私はいつもと変わらず最後だとは信じないで過ごします。危機がそこに迫ってきていれば対処しますが、言葉だけで判断はしません。

「不用品をタダで引き取ります」の言葉を聞くと「タダほど高いものは無い」を思い出します。「不用品を高く買取ります」はもっと信用できません。

お店に持ち込んで買い取ってもらったら同じ商品の売値は見ない事です。お店は商売で成り立っているのです。商売が成り立たない話はおかしいのです。

お坊さんはお布施や葬儀などで生活しているのです。一部の禅寺では自給自足を目指していますがそれだけでは修行僧を養えません。幼稚園なども経営するのです。無料の影にはしっかりした有料のサービスがあるのです。

バランスを考えましょう。自分が得をすると誰かが損をするのです。自分が損をすると誰かが得をするのです。損得勘定で物事を考えてはいけませんと言いましたが、それは自分が得することばかり考えているとバランスを取るためにいずれは自分が大損をしますよと伝えたかったのです。

いつも損ばかりしている人は誰かが得をしていてそれで良いと思えば大きな徳が返ってきます。いつも他人に損をさせているといつかバランスを取るために自分に返ってきます。

「得ですよ」の言葉に騙されてはいけません。文章に記載されていても捉え方が違えば不確かな内容に変わるのです。信用するには時間をかけて事実を積み上げるしか無いのです。

大きな会社でも倒産する事がある時代です。今、初めて電話で話した人をなぜ信用できるのでしょうか?メールにSNS。時間をかけて事実を確認して積み上げ、そして信用するのです。

時間をかけても変わらない事柄は事実と言います。変わるのは心実(真実)です。
恨んでいた人を時間が経過して新しい事実を積み上げてみると恨んだ事が悔やまれる事があります。恨んだり、悔やんだりするのは心実(真実)を事実だと思い込んだためです。

心はころころ変わります。心が事実を心実(真実)に変えるのです。欲の心が事実を自分の都合の良い真実(心実)にするのです。

騙しているのは自分です。

明日も生きているという事実は明日にならないとわかりません。
今、死んでも悔いがないようにやるべき事はしておきたいと思います。

後でやれる事は後で良いのです。今やるべき事は、過去に「やっておけば良かった」と思った事をすぐにする事です。

あれもこれもやっておきたい事がある。まだまだ死ねません。
生きることに満足しても、「他人を思いやる思想」を広めるまで死ねません。

自分を騙さない。正直に暮らすのは疲れます。嘘を吐きたくないからと黙ってしまうのは間違いです。自分が話した事は嘘ではなく目標です。そうなるように進むべき道を指し示す道標です。

実現するように歩み始めれば良いのです。

現在できていない事を喋っても嘘だと思わず、未来に向かっての目標だと思うのです。「オレやオレ」と電話が鳴ったら「どちらのオレさんですか?」と質問してみましょう。返答を聞いて疑問に思う事は質問して信用できるまで繰り返しましょう。

それで信用したのならば仕方がありません。騙されたのではなく納得したのです。家族への思いやりがあれば騙さられる事は無いと思うのです。

騙されないは、騙さない。自分は騙されないは、自分を騙さないです。
自分の都合の良いように自分を騙していませんか?

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