おもちゃと命
子ども(孫)に命とおもちゃのどちらが大切かの説明もできずに地震がきたらおもちゃが壊れると泣かれました。
おもちゃが壊れるから地震が怖いと泣かれて、おもちゃを全部車に乗せて地震がきたらおもちゃと一緒に避難所に行くと駄々を捏ねられました。「地震がきておもちゃが壊れたら新しいおもちゃを買ってあげる」と言おうと思ったのですが、何か違うと思い、それを飲み込みました。
おもちゃが大切だと取りに戻って命を落とさないかと心配ですが、それを言っても伝わらないと思ったのです。
家内(おばあちゃん)は、泣いている孫に洗濯物をたたむお手伝いをして貰うことにしました。泣いている孫に用事を頼むことで気を逸らすことができると思ったからです。
「お手伝いをしてくれてありがとう」と言ったら泣くことを忘れて笑顔になりました。
おもちゃよりもお手伝いをして感謝されることの方が大切だと知ってもらいたかったからです。
本当に、子どもに命を大切にすることを教えるのは難しいです。