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覚悟

人が安定を望むことはわかります。安定していれば心は安まり苦労をすることはないのです。内向きだと言われますが自分から変化を望まなくなったのです。人生の大きな変化は就職と結婚です。

就職することによって安定を望んでも世の中は変わりました。経営者は社員の代わりはいくらでもいて人材としてコスト計算します。終身雇用で定年を迎え年金暮らしで余生を楽しむことができそうにありません。働けるだけ働いてこれ以上働けない状態になってから年金を受け取る政策になっているからです。

結婚することは安定からはほど遠いものです。離婚する人も多くてそれならば始めから結婚したくないと思う人が増えているのです。

変化しないものはありません。つまり安定しているものはないのです。漬物石でも城壁の石でも数万年先には砂になるでしょう。

「安定しているものはない」のだからそれを望むのは間違っています。

変化に対して対応する覚悟がいるのです。覚悟とは認めることです。
自分の思惑と違うと「うそ」と否定してしまうのです。

うそをついていると自覚していないうそはうそとは違って、自分の認識と他人の認識が違っているだけです。「地球は平たんでどこまでも続いています」と言われたら「それは間違っています。地球は球です」と2000年前に言えばうそつきになるのです。

嘘だとわかって伝えたならばそれは嘘です。

安心、安全、安定した体制でオリンピックを行います。嘘でも詐欺でもないのです。国民がオリンピックを行う覚悟ができていないのです。

コロナウイルス感染拡大を防止する覚悟ができていないのです。
国民に覚悟を決める材料を提供できていないように思います。

覚悟をしないで物事を行うと責任を自分では無く他人に求めてしまいます。
他人から親切にされるとそれが当然となって感謝の気持ちが持てなくなるのです。感謝されたくて親切にしているわけでは無いのです。

親切にするには親切にする覚悟が必要です。

見返りを求めない。
恩返ししようと思わない。
親切をしようとして親切をしない。

自分と同じように他人を好きになってください。
自分よりも他人を好きになってください。
好きの反対は無関心です。

自分を嫌いになっても自分に無関心にならないでください。
嫌いの反対側には好きがあるのです。

自分と向き合う覚悟がありますか?
なぜ幸せではないのでしょうか?


幸せになるのでは無く、生まれてきたから幸せではないでしょうか?

不幸にしているのは自分です。自分の認識が不幸を定義しているのです。

地球は丸い、そして人は生まれてきてから幸せです。