縁切り
縁切りとは縁を切る事で特に悪縁を切る事です。
運が悪いのは悪縁があるからです。縁には良縁と悪縁があるのです。
それでは縁とはなんでしょうか? 人間関係で「不思議なご縁です」といわれるのは、出会う接点が思い浮かばず作為的な要因がなく自然の中で繋がりを持てた事を不思議に思っているのです。
もちろんその縁がなければ今の人間関係はなかったのですから良い意味でつながりが持てた事を喜んでいるのです。
自分に悪影響を与えるつながりは持ちたくないですが、縁とは出会って繋がる事ですから、縁がなければ人間関係は始まりません。良い縁となるのか悪い縁となるのかはその後の人間関係で決まるのです。
良い人間関係とは思いやりがある人間関係だと私は思うのです。金品をくれるから良い人間関係とはいえません。悪い事へ加担させるためのエサ巻きなのかもしれません。悪い事とは自己利益のみ考えて公共秩序を無視して手段を選ばない事です。悪い事とは思いやりのない行動です。
自分が幸せになる事だから何をしても自己責任で行えばよいのではないのです。他人を思いやらずに行動する事は他人に迷惑をかけているかもしれないのです。
自分は思いやりを持っていても相手が思いやりを否定するのならば縁を切れば良いのです。縁を切るとは人眼関係をやめる事です。
人間から思いやりの心を失った時はケモノと同じです。
思いやりとは自分の中の仏さまの事です。仏性がないケモノでも仏性に気づけば人間になれるのです。
思いやりの心は常に自問自答です。縁を切りたい人にも思いやりを持って接するのはお節介になってしまいます。お節介は思いやりの初心者です。
縁を切ることができるのは中級です。縁を切る事で思いやりの心は守られるのです。
上級者は要らぬ事は何もしなくて、思いやりの心は伝わっていくのです。上級者の上はありません。上を目指す事は要らぬ事です。
思いやりの心で行動できればそれだけで幸せになれるのです。
何もしない事も思いやりです。