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ありのままに観る

ありのままに観るとは、分解しない、分析しない、分類しないで入ったものと出てきたものを残らず観るのです。

例えば約束を破る人は、約束をしてもそれを守らない時と守る時があるのです。守れる約束と守れない約束があることを観るのです。つまり全ての約束が守れないのではないのです。

嘘を吐く人もいつもいつも誰にでも嘘をついている訳では無いのです。なぜ約束を守れないのか調べるよりも守ってくれる約束をすることが大切です。

嘘をつく中に嘘では無いことを聞き逃さないことが大切です。

「ありのままに観る」とは、まるで澄み切った水面に映る景色のように、物事をあるがままの姿で受け入れることです。

分析したり、評価したり、解釈を加えたりせず、ただそこに「在る」ものをそのまま認識するのです。

例えば、子供が描いた絵を見て、「上手だね」「下手だね」と評価するのではなく、使われている色や形の面白さ、子供の自由な発想に目を向けること。それは、美しい花を見て、花言葉や値段を気にするのではなく、その色や形の美しさ、香りに心を奪われることにも似ています。

人間関係においても、「ありのままに観る」ことは重要です。人は、相手の良い面も悪い面も併せ持っています。完璧な人間など存在しません。

約束を破る人であっても、常に約束を破るわけではありません。嘘をつく人であっても、いつも嘘をついているとは限りません。相手の行動の背景には、様々な事情や感情があるはずです。

「なぜ約束を守れないのか」「なぜ嘘をつくのか」と理由を追求するのではなく、その人が「約束を守れる状況」「本当のことを話せる状況」とは何かを考えることの方が、より建設的な関係を築く上で大切です。

「ありのままに観る」ことは、自分自身に対しても有効です。自分の感情や思考を、良い悪いと判断するのではなく、ただ「ある」ものとして受け入れること。それは、自己受容を深め、心の安定へと繋がります。

この「ありのままに観る」という姿勢は、日常生活の様々な場面で意識することで、より豊かな人生を送るための鍵となるのではないでしょうか。

#名も無き小さな幸せに名を付ける #パンダ大好きポッさん