老後　夕方6時のエッセイです。

2022年6月20日 18:00

今日の写真は達人村のあじさいです。達人村はトンカツの美味しいお店です。

老後と言っても三段階あると思うのです。それは準備期間、楽しむ期間、死後の期間に分かれます。準備期間は死後の期間の準備です。家族が自分の死後に困らないように準備する期間です。

自分がしなければならないことは人生は楽しいものだと伝えることです。もしも宇宙人が地球を支配するために戦争を仕掛けてきたならば地球から逃げて他の星もしくは宇宙空間で暮らせるように文明を発達させるのが良いのか、それとも戦って人類の地球を守るのが良いのか答えが出てきません。

それは宇宙人についての知識がないからです。自分に知識が無ければ想像した答えになるのです。体験させることで身についた知識になるのです。

自然災害(大地震、津波、雷、台風)に対する知識は体験したことである程度の知識はあります。社会が学習して共有知識となって公共としての対応が必要です。公共施設、財産はそのためにあるのです。

人は老いるとどうなるのかを見せることで体験させるのです。老いると恥も外聞も脱ぎ捨てて生きることに執着してしまいます。それは老いの醜態です。

死後の準備とは人生を楽しく過ごすために行うことです。悔いのない人生とはいつ死んでも良いと思う気持ちです。学び足りない、伝えきれない、誰かの役に立ちたいと思っていても満足のいく結果にはなりません。

学ぶこと、伝えること、役に立つことは終わりがないのです。終わりがある人生なのに終わりのないものを追い求めても満足することはありません。

進行中を楽しむのです。続いていることを楽しむのです。死後の準備とはそのことに気づくことです。苦しみを楽しみましょう。悲しみを楽しみましょう。生きていることを楽しみましょう。それが死後の期間を楽しむことにつながるのです。

老後とは経験から学んで、楽しんで、悔いを残さないことです。

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