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自分の中の自分と他人と仏様

仏教は自分の中の仏様に「心の幸せ」をもらえている事に気づき、自分の中の仏様を知る学問だと思います。

人間関係は「私の中の私と私の中の他人」との関係だと思えば整理して考えられます。他人の事は、自分が真実だと信じている事から他人を認知しているのです。真実が真実だと信じているから真実になるのです。見たり聞いたりした事から色々想像して事実では無い事でも真実だと信じていますが、見たり聞いたりしたことが事実では無いことも含まれている事は現在の脳科学で実証されています。

平面に書かれた図を立体だと思ったり、右回りのバレリーナを左回りに感じたり、静止画を連続して映写する事で動画に見えたり、バーチャル体験では、そこに無いものが有るものになったりして、手品やイリュージョンは脳が騙されていて、事実でないのに真実だと思ってしまうのです。

「私の中の私」が本当の私だと信じていますが、「他人の中の私」が「私の中の私」と大きく違っていて私とは違う私がいると思ってしまうのです。

他人の目を気にして「私の中の私」とは違う「他人の中の私」を演じてしまうのです。本当の私がわからなくなると不安になるのです。

自分の在り方の基準を「私の中の私」だとすると「わがまま」になります。
「他人の中の私」にすると八方美人や風見鶏になるのです。
ではどうすれば良いのでしょうか?

「私の中の仏様」を基準にすれば良いのです。「私の中の仏様」はどのような事をしてくれるのでしょうか?仏様は「心の幸せ」を約束してくれます。
私の中の仏様は約束を守ってくれます。私はそれに気づいて「心の幸せ」を感じれば良いのです。

小さな幸せから大きな幸せ、色々な形で現れます。それに感謝して仏様に喜んでいただきましょう。

仏様が喜ぶ事はどのような事でしょうか?

嘘をついたら仏様は喜ぶでしょうか?嘘はやめましょう。人を悲しませたり苦しめる事は仏様は喜ぶでしょうか?人を悲しませたり、苦しめる事はやめましょう。悪い事を企てるだけで実行しなければ仏様は喜んでくれるでしょうか?思うだけでも悪巧みはやめましょう。

不正や不公平はどうでしょうか?「自分の中の仏様」は「心の幸せ」に気づいて欲しいだけです。全ての人の中に仏様が居て幸せに気づいて欲しいと願っているのです。

その仏様はどのような仏様でしょうか?仏教ではその仏様を教えてくださっているのです。それを書物にして伝えているのがお経です。書物にした人にブッダがいるのです。伝えた人がいるのです。たくさんの人が書物にしたり伝えた人がいるのです。

「自分の中の自分と他人と仏様」を意識してください。

文中の仏様は他の言葉で表すことができませんでした。仏様は仏様です。